People in the Railbus2023年03月01日 06:10

 レールバスが運行。この機関車は前の台車にかかる荷重が小さいため、ちょっとした異物で脱線します。つまり、線路の不具合に敏感なのでインスペクションカーとして適しています。レールカーは線路の捩れに敏感、レールバスは線路上の異物に敏感。この2両で問題なく一周できれば、そのほかの列車は大丈夫というわけです。
 もともと、この車両は7.25インチゲージで、2軸(4車輪)駆動1軸でした。それを、5インチに改軌するにあたり、前後ともボギィ(8車輪)駆動2軸としたのです。ボディを木で作るキットだったらしく、イギリスのお爺さんが作り、もう乗る元気がなくなったということで、譲り受けました。今でも、彼が屋根に座って運転してる写真が車内運転室にあります。
 今日は天気が良いのですが、風があって寒い一日。それでも最高気温は0℃まで上がりました。日が長くなり、日射に温められて、地面は少し柔らかくなった感じがします。
 レールバスの屋根を取ったところ。もともと大きなモータが入っていたのですが、今は台車に2機のモータを設置。中央にはバッテリィが2基。その前の部屋に、ライトやブザーのためのシールドバッテリィが。乗組員は8名(うち、人間は2人)。

Guinness locomotive under construction2023年03月02日 06:00

 今日の運行はレールカー。最高気温はまだ氷点下ですが、日差しが暖かくなりました。紫陽花のドライフラワが風で飛ばされて、あちらこちらに落ちています。
 ギネスの機関車。イギリスの16mmスケール協会で、Bob Bath氏が図面を発表して、以後大勢がこの機関車を作っています。このモデルは、その図面を拡大して、45mmゲージにしたもので、7/8インチスケールに近いサイズです。ほとんど完成しているようですが、方々を修正する必要があります。ここ数日、幾つも問題を解決しました。下の図は、煙突をどうしようか考えているところ。
 ガスタンクからのパイプが詰まっていました。また、バーナはガスジェットの穴が不適切で点火できませんでした。この解決に半日かかりました。まだ、ギアの噛み合わせが固く、調整が必要。蒸気管も未完成だったので銀ロウづけで作りました。両サイドにはカバーが付きますが、下の写真はそれを付けるまえ。赤いのがガスタンク。
 反対側には置換式給油機。上部に黒い蓋が付きます。少し見えていますが、旋盤で作った煙突が付きました。7/8インチスケールの人形を後ろの手すりに腰掛けさせました。ボイラとガス関係が完成したので、ここで水とガスを入れてテスト。動きがギクシャクしていますが、いちおう動きました。もう少し調整してから走行テストをしましょう。

Guinness steam tram test run2023年03月03日 06:00

 工作室も片づき、ギネスの機関車を外で走らせることにしました。寸前まで、ギアの噛み合いやロッドのリンケージの調整をしていました。晴天ですが、風が強く、バーナの火が何度か消えてしまいました。煙室の下部に大きな開口部があるためで、ここを改造した方が良さそうです。
 いちおう、快調に走りました。ギアダウンしているため、適度な速度。ほとんど蒸気機関車のドラフトの音がしません。首振りエンジンだからでしょう。引いているのレグナのキット組みの貨車で、これはサイズとしては小さすぎます。7/8インチスケールの貨車がないのでしかたなく。
 圧力計が示しているのは2気圧くらいでした。もともとの設計を1.5倍で製作されているので、ボイラが大きいわりにバーナが小さい感じがします。エンジンは大きいのですが。レギュレータのバルブはレグナのパーツが使われています。
 本来は、機関士はこのように腰掛けてはいません。立って運転をしました。実物は1フィート10インチゲージで、55cmくらいのゲージ。ですから、だいたい1/12くらいのスケールです。16mmスケールが約1/19で、その1.5倍なので1/12.6くらいで、7/8インチスケールの1/13.7よりは少し大きめ、むしろ1インチスケールと称した方が良いかな。1インチスケールというのは、5インチゲージの標準スケールと同じ。

No.40 locomotive on the workbench2023年03月04日 06:00

 今朝は雪が降っていましたが、日射が強く、すぐに消えました。運行はレールバスで1周だけ。風が冷たく、長く外にはいられません。
 工作室がやっと片づき、工作台が空いたので、40号機の工作を始めました。まずは、配線などに1週間ほどかけ、そのあと上回りのボディを製作することになります。下の写真で、工作台の手前に金鋸がぶら下がっているのが見えます。万力はヤスリと鋸を使うときに材料を固定するためにあります。ちなみに、この工作台は自作したもの。重くて、4人いないと運べません。
 40号機の下回り。左にある黒い円筒形がモータ。前後の低いところにバッテリィが収まります。バッテリィがないこの状態でも30kg以上あるので、ここへ運んでくるのが大変でした。仮配線の状態だったので、これから正式に部品を固定して、配線をし直します。
 中央の穴あきアルミケースがモータコントローラ(Amazonで3000円くらい)。下の黒いボックスが電子ホーン(日本製)。左の赤い2つはそのスピーカ。右には、メータ類(電圧計と電流計)。外部コントローラへのコードは、逆転に3、速度調整に3、ホーンに2、ライトに2で、合計10線が必要なので、10芯ケーブルと10PコネクタをAmazonで注文しました(5日くらいで届くかな)。

Japanese streamlined steam locomotive2023年03月05日 06:00

 日本の流線形蒸気機関車C55です。実車は流線形の効果が認められず、カバーを外されてしまいました。ドイツやイギリスの流線形と比べると、やや格好悪いのですが、珍しいので人気があります。中古品で入手しましたが、このレイアウトの半径60cmでは曲がれませんでした。前台車がカバーに当たるため。13mmゲージだったら回避できたかも。
 それよりもずっと長い、このモータレールは、カーブをするすると走り抜けます。メルクリンの車両などは、半径40cm以下でも走れます。もっと大型の蒸気機関車でも、カーブが曲がれないなんて経験は皆無です。日本の皆さんは自宅にレイアウトがなかなか持てず、模型クラブの大きな組立てレイアウトで走らせるのが一般的だったから、このような伝統になったのでしょうか? それとも、走らせないで飾っておく人が多いということ? 走らせないなら、蒸機にモータを入れるのをやめたほうが実機どおりなのに。ついでにいうと、日本の鉄道模型は、架線を滅多に張りませんね。これもクラブレイアウト中心だからでしょうか? 模型雑誌の表紙を飾るスーパ・ディテールの写真で、架線が張られていないものをときどき見かけます。
 5インチゲージでも同じで、日本の大型機関車は、半径10mくらいで走る想定でデザインされています。欠伸軽便の最小半径は4mなので、旧国鉄の蒸気機関車などはとうてい走らせられません。軽便鉄道ならば、のびのびと走れます。本日は、レールバスで巡回しました。
 先日この左の大木の写真でケヤキと書いたのですが、ニレではないか、という指摘がありました。さて、どちらでしょうか?

Large holes in front of chassis2023年03月06日 06:00

 工作室の現状。40号機はまだシャーシ(下回り)の工作。片づけは終わりましたが、その後の作業でもう散らかっています。
 シャーシの前後は6mm厚の鉄板ですが、これに25mm径の穴を開ける工作に時間を取られました。この板を10cm方向に切るだけでも(電動ノコで)10分。穴は、20mmまでボール盤であけて、あとはヤスリで広げました。2時間くらいかかりました。この穴は、ケーブルのソケットを取り付けるためのもの。
 こちらが反対側。こちらの大穴にはソケットが仮に入れてあります(取付け用の穴がまだ)。すべての部品を固定し、そのあと配線をします。ボディの工作は5日後くらいから。
 ギネス・トラムは、その後、煙室の空気穴を小さくして、風に対する弱さを改善しました。下の写真は、上面のハッチを開けて、エンジンが見えるようにしているところ。

The dog on the train2023年03月07日 06:00

 久しぶりにAD67が運行。駅長も乗車しています。晴天が続いていて、地面が柔らかくなっているのが、運転をしていると感じられます。とはいえ、スコップなどを突き刺すと、凍っていないのは3〜5cmくらいの深さだけ。その下はまだ凍っています。
 植物の芽もまもなく出てくることでしょう。駅長は真面目くさった顔をしています。とにかく、乗ることが好きで、自動車でもなんでも走るのが楽しいようです。絶対に自分から降りようとしません。
 ガゼボの近く、モミの樹の前で停車。庭園内にあるモミの樹は、この1本だけ。直径は1.5mくらいあります。奥に見えている黒い建物は、オーディオルームです。
 昨日シャンプーしてもらったばかりで、駅長は少し膨らんでいます。最近また落葉掃除を始めました。冬の間に庭園外から風で飛んできたもので、これらをバキュームで吸い集め、今日焼却しました。非常に乾燥していて、植物は水を欲しがっていることでしょう。でも、まだ屋外の水道は開栓していません(氷点下なので)。 

No.40 locomotive under construction2023年03月08日 06:00

 製作中の40号機。モックアップの紙ボディも工作台の上にのせてみました。
 10Pコネクタのソケットとプラグ。この部品はかつては高価でしたが、今はずいぶん安くなりました(たぶん、日本以外で生産されているから)。これよりも小さい10Pコネクタもあるのですが、安全性を考えて大きい方にしました。使わないときにする蓋も付属しています。
 各種の部品を取り付けているところ。モータコントローラは既に固定。手前には、メータやスイッチ、そしてヒューズなど。メータは、運転したときに見える位置になければならないのですが、ボディ側に取り付けるとボディを簡単に外せなくなります。考えどころです。
 鉛筆で設計図を描きました。モックアップと少し違います。この機関車が横幅が極端に小さいことがわかります。

No.40 locomotive under construction 22023年03月09日 06:00

 モックアップを持ち上げ、高さを揃えて、新しいボディの構想を練っているところです。
 白い紙が、新しいボディのアウトライン。ボンネットはやや低くなり、キャブが少し小さくなります。高さはまだ検討中で、この紙の高さは関係ありません。バッテリィも実際に載せてみて、ボディとのクリアランスを確認。また、メータ類をどこに取り付け、どこからそれを見るかを検討中。
 モータのチェーン部分を保護するため、アルミでカバーを製作し、取り付けました。手前の両側にある赤いホーンスピーカも固定済み。高音用と低音用。
 クマたちにカートを占領されています。駅長が窓の外を覗くためのスツールも見えます。駅長は壁にキツネの影法師を映しています。