Japanese streamlined steam locomotive2023年03月05日 06:00

 日本の流線形蒸気機関車C55です。実車は流線形の効果が認められず、カバーを外されてしまいました。ドイツやイギリスの流線形と比べると、やや格好悪いのですが、珍しいので人気があります。中古品で入手しましたが、このレイアウトの半径60cmでは曲がれませんでした。前台車がカバーに当たるため。13mmゲージだったら回避できたかも。
 それよりもずっと長い、このモータレールは、カーブをするすると走り抜けます。メルクリンの車両などは、半径40cm以下でも走れます。もっと大型の蒸気機関車でも、カーブが曲がれないなんて経験は皆無です。日本の皆さんは自宅にレイアウトがなかなか持てず、模型クラブの大きな組立てレイアウトで走らせるのが一般的だったから、このような伝統になったのでしょうか? それとも、走らせないで飾っておく人が多いということ? 走らせないなら、蒸機にモータを入れるのをやめたほうが実機どおりなのに。ついでにいうと、日本の鉄道模型は、架線を滅多に張りませんね。これもクラブレイアウト中心だからでしょうか? 模型雑誌の表紙を飾るスーパ・ディテールの写真で、架線が張られていないものをときどき見かけます。
 5インチゲージでも同じで、日本の大型機関車は、半径10mくらいで走る想定でデザインされています。欠伸軽便の最小半径は4mなので、旧国鉄の蒸気機関車などはとうてい走らせられません。軽便鉄道ならば、のびのびと走れます。本日は、レールバスで巡回しました。
 先日この左の大木の写真でケヤキと書いたのですが、ニレではないか、という指摘がありました。さて、どちらでしょうか?