レーマンのジャイロカー2011年12月10日 12:42

 先日入手したレーマンのジャイロカーのおもちゃですが、中を開けてみようと、留めてあるブリキの爪を延ばすと、簡単に折れてしまいました。古いブリキはこのように脆くなっていることが多いのです。こうなると、開けたは良いが、元に戻せなくなります(ハンダづけで新たな爪を作るなど、高等な技術が必要になります)。そこで、まずはこのおもちゃの研究をされている井上氏にお預けすることにしました。
 井上氏は、中を開けられ、各部を精密に測定され、詳細なレポートを送ってこられました。上は、中のメカニズムを取り外した写真、下は摩耗しているギアの写真です。これはちょっと直すのは無理でしょう。まったく新しいギアを使って再生する手しかありませんが、歴史的な貴重品なので、そこまでの改造は躊躇されます。
 井上氏は、以前より数々の文献によってこのおもちゃの仕組みを考えられてきました。特許にあった構造図が下のコピィですが、それでもやはり現物を見たら、ここが違っていたという発見があったようです。これで完全に同じ仕組みのモデルが作れるとの感触も得られたとのこと。もうそのモデルの設計図も届いています。楽しみですね。

LehmannのVineta2011年11月08日 11:08

 非常に珍しいおもちゃを入手しました。たぶん日本にはほかに1台もないと思われるほどレアです。100年ほどまえにドイツのレーマンが作ったジャイロカーです。名前はVinetaとあります。井上氏から、その存在だけは聞いていましたが、写真ではない現物を見るのは初めてです。
 弾み車のジャイロを回して倒れずに走る仕掛けですが、ジャイロモノレールではありません。ジャイロカーです。2輪では、レールの上を走るのは難しく、ジャイロと直結した動輪は、ステアリングが自由になっています。つまり、勝手気ままな方向へ走るわけです。手放し自転車と同じで、ハンドルがフリーになっている(レールの上にいない)から倒れないのです。
 また、レーマンはこのほかに1輪のジャイロモノレールを発売していました(井上氏が所有)。1輪ならば、ピッチングが自由になるのでレール上でも倒れません。2輪では、そうはいかないのです。
 アメリカ人が持っていた品です。1913年にアメリカ向けに製造されたようです。1912年のパテントとあります。
 動輪は、ジャイロの弾み車をギアダウンしていて直結しています。やや噛み合いが悪いので、ばらして修理をする予定です。シンプルな機構なので、直せないようなことはないと思います。

Gyroscopic car2011年10月30日 12:22

 1967年のサイエンス&メカニクスを入手しました。これに、スウェニィのジャイロカーが紹介されています。世界初のジャイロだと書かれていますが、実は50年も以前にイギリスで何台も作られています(アメリカ人は認めたくないのかも)。
 原理については、まったく書かれていませんが、4000回転ほどのジャイロを1機搭載しています。ジャイロを止めたときのために、補助輪が出る機構も備えています。時速75kmも出て、カーブでは40度もバンクするとあります。
 しかし、シングルジャイロなので、左折と右折のいずれかが不得意であったはずです。成功しなかったのではないでしょうか。

ジャイロモノレールの展示2011年08月20日 07:37

 JAMコンベンションでジャイロモノレールの展示をしています。今年初めてのお披露目となるのは、10号機と11号機ですが、昨年と同様に、7号機、9号機、そして佐藤氏製作機も展示しています。
 基本的に今年は走行のデモを行っていませんが、ときどき人がいないときに遊んでいたりします。



佐藤氏のジャイロの動画2011年08月18日 10:06

 駅長と助役の写真は無関係です。

 佐藤氏から新しい動画アップのお知らせがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=8bt4gosbHEs&feature=channel_video_title
 充電式電池を使って、2時間以上走るそうです(3時間でも走りそうだが途中でやめたとのこと)。
 倒れた状態からスタートしても立ち上がるようです。素晴らしいですね。

ジャイロモノレール10号機2011年08月12日 16:10

 10号機のボディ付きの動画がないことに気づき、さっそく撮影しました。ボディを被せてから始動します。窓から手を入れて、ジャイロを抑えてスッチを入れる、という手順です。
 このタイプの宿命ですが、調整が難しく、コンディションを維持するためには、そのつど挙動を見て、調整をする必要があります。しかし、調整がぴったり合うと、まったく左右に揺動しません。たいていの場合、調整が合う頃には、電池が半分なくなっています。



並べてみました2011年08月12日 13:19

 最初の写真は鉄道ではなくレーシングカー。エンジンで走ります。ロープでつないで(飛行機のUコンみたいに)ぐるぐる周回させて遊ぶので「tether car」と呼ばれています。今となってはコレクタ・アイテムで、ちょっとペイントが良いと、50万円以上します。写真の手前は実物ですが、奥はレプリカ。レプリカといっても、金属製でちょっと見ただけでは違いはわかりません。レプリカは新品で1万円くらいです(もちろん、エンジンもダミーなので走りません)。
 JAMに持っていくものをそろそろ考えようとしているところ。今年は4人で机9枚のスペースなので、1人2枚と考え、まずは床に並べてみよう、というわけです。工業機関車群を並べてみました。
 ジャイロモノレールも展示だけします。既に動画を沢山公開しているので、会場で走らせるかどうかは微妙です(昨年、無断で動画をアップした人がいたので)。
 このほかには、7/8インチスケールと16mmスケールの機関車や貨車、客車が珍しいだろうと思われるので(何故かというと、とれいん誌の分類にもないから)、持って行こうかなと考えています。「変わった鉄道模型」がテーマですからね。まあ、なにを持っていくにしても、「変わった」ものしかありませんが……。

ジャイロモノレール日本以外でも2011年08月08日 06:57

 ジャイロモノレール10号機は屋根ができてほぼ完成。ジャイロをワンタッチで固定する機構を考えていますが、今のところ下部のレバーを抑えて始動は可能です。それから、このタイプは、摩擦部のゴムの消耗が激しく、シリコンチューブを試したりしていますが、そのたびに調整が必要で、かなり難しいという印象です。

 佐藤氏から新しい動画が届きました。レールを揺らしても脱線しないので、地震には強いでしょうね(たとえ脱線しても、倒れませんし)。
http://www.youtube.com/watch?v=ceiRdJFJp4I&feature=channel_video_title

 それから、ようやく日本以外でジャイロモノレールの成功例が出てきました。ベルギーです。構造もフォルムも佐藤氏のコピィですが、この方は過去にも、スターリングエンジン機を作っていて、もしかしたら、その頃から佐藤氏のファンだったのではないでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=x4FNcT7QvX4&NR=1

 イギリスでは、ジャイロをサーボで制御した成功例がありますが、まだモノレールとして応用されていません。アメリカでは、1輪車が何台か走っていますが、サーボ機構のないフリージャイロの段階で止まっています。

工作・掃除・草刈り2011年07月29日 19:09

 ジャイロモノレール10号機の屋根を作っています。軽量化のため、バルサ板を使用。サーフェイサを何度も吹き付け木目を消しているところです。
 5台のダイソンは、すべて室内で使用されています。このほかに、工作室とガレージに1台ずつ掃除機があります。ガレージの担当は、ヘンリィです。今日は、ターンテーブルを固定するため、コンクリートの床にドリルで穴をあけたのですが、そのとき出たコンクリートの粉を掃除するために出動しました。機関車のようにターンテーブルにのっています。
 ボッシュのコードレス草刈り機を購入。インパクトドライバと共通のバッテリィなので、これにしました。1つのバッテリィで30分くらい動きます。

10号機はブルー2011年07月01日 20:46

 塗装が乾いたので、ラインを入れ、レタリングを貼りました。まだ屋根がありませんが、プラ板かボール紙で簡単に作る予定です。それよりも、回転が上がるまでジャイロの揺動を固定する機構が必要かもしれません。窓から指を入れて支えるつもりでしたが、失敗する確率が高いと思われるからです。