Charles ran through the forest2021年06月23日 05:51

 もうテストではなく、平常運行のコッペルです。タンク車とカブースを牽引。
 給油機の調整をしました。石炭はウェールズ産を使用。煙がほとんど出ません。イギリスの機関車がカラフルな理由です。
 木曽森林のカブースは、葡萄色というか、ほとんど赤で、オレンジ色ではありません。これを作ったときは、Oスケールのモデルを測って拡大しました。
 今日は草刈りをしました。そのまえに草刈り機の修理に1時間半もかけましたが。

Blue in the sunlight through the trees2021年06月10日 05:38

 コッペルが運行しました。今日は、タンク車とショートかブースを牽引。
 比較的低いボイラ圧(2気圧くらい)でも、コースを1周できるようになりました。走ることで圧が上昇する効果があるためです。
 有煙炭を使ったので、煙が多めです。イギリスの無煙炭では、ほとんど煙が見えません。 
 サイドタンクに給水中のコッペル。スポットライトが当たっているようです。

Charles in the forest2021年05月28日 06:04

 38号機のコッペルも、今日は平常運転です。
 いろいろ癖がわかってきて、どのように走らせるのが良いかも覚えました。
 これは安全弁が吹いているところ。5気圧で作動します。
 木造橋にて。そろそろ似合う貨物を引かせたいと思います。

Koppel in fresh green garden2021年05月19日 06:13

Orenstein & Koppel 0-6-02021年05月19日 05:50

 38号機のチャールズとなったコッペルです。給水系の具合をテストするため運行しました。
 夜の間に雨が降りました。樹は一気に葉を吹き、庭園は新緑となりました。芝生も綺麗な緑に。コッペルは快調に走り、軸動ポンプも正常でした。ハンドポンプも使いやすくなり、問題は解決。給油機のオイル送りは、やや少なめなので、のちほど調整します。
 火室が大きいためか、石炭は燃やしやすく、特に投炭口が大きいので、使いやすい。石炭は、後半は無煙炭に切り替えたため、煙が出ていません。メインラインを1周すると、サイドタンクの80%ほど水が減るため、給水します。給水塔のパイプをつないで、10秒ほどで給水完了。漏斗も不要だし、ポリタンクを持ち上げなくても良いので便利。
 当たりが出てきたのか、軽やかな音になった気がします。サスペンションを少し固くしたので、揺れも小さくなりました。走行後の煤掃除は、前からではなく、後部の大きな投炭口からブラシを差し入れて行います。その後、煙室は掃除機で、煤を吸い取ります。この掃除も簡単です。灰受けは後ろへ出す形式で、これも手軽で、下部が汚れません。
 これまでの蒸機と、少し性格が違い、運転に慣れるのに時間がかかりましたが、力は強く、面白い機関車です。今後大いに活躍することでしょう。

Koppel on Third test2021年05月05日 05:56

 今回は、新しいサクションパイプ式ブロアを使用。煙突の上に置いて、空気を吸い出し、火室の火を煽ります。結果は良好で、ブロアファンの2倍は効率が良く、早くスチームアップができました。また、煙が高い位置から上へ吹き出すため、煙くありません。火入れは最初は木材に着火するので煙が多いのです(良い石炭はそれほど煙が出ません)。このタイプのブロアは、コンプレッサから近い場所でしか利用できない点が唯一の欠点(線路上の遠くで圧が落ちた場合には、バッテリィ式のブロアファンを使用)。
 ボイラ圧力が4気圧くらいになったら、走ることができます。あとは自分の蒸気でブロアもできるわけです。メインラインはカーブの連続ですし、アップダウンがあります。常にレギュレータ(アクセル)を全開にしたり、全閉にしたりする必要があり、その都度、ブロアを調節するため忙しい運転で手が離せません。
 平坦で運動トラックのような場所で運転することが多いライブスチームですが、実際の森林鉄道の運転は、やはり庭園鉄道の方が近い状況で、運転自体を楽しめると思います。
 リュブリケータの不調は、オイルを別のものに変えたら直りました。まだ給水系に問題あること、また前のサスペンションが少し柔らかすぎることがわかりました。それ以外は、快調です。
 ところで、この38号機のKoppelの諸元。(すべて約)幅30cm、長さ80cm、高さ48cm、重さ75kg。動輪は3軸で、第2動輪はフランジレス。安全弁は5気圧で作動、走行は3〜4気圧。水タンクは、ボトムと両サイドに1.5L。給水は、軸動ポンプとハンドポンプの2系列(今後、ドンキィポンプかインジェクタを追加装備を構想)。ハンドブレーキを装備。

Koppel second test run2021年05月04日 05:39

 今回は、修理したブロアファンを使用。キャブの屋根の上にのっているは、ポリタンクの蓋。水は蒸留水を使用。
 煙突からオイルが飛び、既にだいぶ汚れました。軸動ポンプの送水量が、予想より少なく、おそらくボトムタンクやサイドタンクの複雑な経路に問題があるものと思います。それ以外は好調。
 キャブ内。リュブリケータ(給油機)は左下ですが、このタンク1杯のオイルがメインライン1周で消費されます(やや多すぎ)。閉まりが悪かった投炭口のハッチにロックが付きました。右にある赤いレバーが、軸動のリターンの切換えですが、常に給水状態でも不足します。
 ヘッドライトは発電ではなく電池で点けています。走行には問題がありませんが、まだ1周以上連続運転ができません(軸動ポンプの送水量が不充分でハンドポンプで給水が必要。さらにサイドタンクへの水補充が必要になるため)。原因を究明して、改善する予定。

Suction tube blower2021年05月03日 05:55

 45mm径の真鍮丸棒をバンドソーで切断しているところ。切断には3分くらいかかります。手動で切るより角度が精確です。
 切った真鍮を旋盤にくわえさせ、加工します。この旋盤作業は2時間くらい。
 写真はその途中。このあと、中心に22mmの穴を開けました。
 出来上がったのは、コッペル用のブロアです。ファンはなく、コンプレッサの圧縮空気を送って、パイプ内で上向きに空気を吹き出し、結果として煙室から空気を吸い込む装置です。長年使っていたものが上手く作動しなかったために作り直しました。すると、コンプレッサからのエアホースが劣化し、空気が漏れていたことも判明。さっそくホースを買い直しました。

Orenstein & Koppel2021年04月24日 05:55

 コッペルというと、日本の軽便鉄道の蒸気機関車では代表的な存在です。これはドイツの会社の名称で、正式には、オーレンシュタイン・ウント・コッペル。この機関車は、ボトムタンクといって、シャーシ内に水タンクがあり、サイドタンクがその補助となります。
 模型は、とあるメーカが25年まえに企画したキットが元で、大量の図面や鋳物などが残っていました。さらに、完成したボイラ(たぶんイギリス製)が入手できたので、まずは大阪の佐藤氏にエンジン(シリンダ、バルブなど)の製作をお願いしました。これが完成したのが、2016年のこと(そのあと、佐藤氏が亡くなられてました)。
 その後は、長く図面ばかり眺めていたのですが、少し以前に知り合った日本のK氏に相談し、駆動部や水タンク、その他の残りの部品の設計や加工をお願いしていました。
 運転するときに、キャブ内のメータやレバーが見やすいように屋根が跳ね上がります。最初のテストでは、軸動ポンプの不具合が発覚、またスチームアップ時にブロアの径が煙突と合わず、昔のブロアファンを修理してやり直しとなりました。動画で、汽笛の音が高いのは、キャブ前面の汽笛がダミィではなく、実際に鳴っているため。
 欠伸軽便の38号機、ライブスチームとしては15台めになるでしょうか(14台ですが、ナンバのない移籍の蒸機があるため)。ナンバプレートなどはまた後日。

Koppel first run2021年04月23日 06:08

 薪置き場は、屋根以外はピンクに塗られたようです。実はウッドデッキもつい最近、再塗装しましたので、そこに戻りました。薪ではなく、ソリが置いてありますが。
 昨日作ったベンチは、現在塗装中です。下側を塗って、あとは上面を塗るだけ。
 8年ほどかかったプロジェクトでしたが、ついにコッペルが完成間近となり、ほぼフル装備で初走行に挑みました。OSのコッペルより15%ほど大きく、1/6スケール。しかも0-6-0です。
 欠伸軽便の38号機となりました。若干手直しが必要な部分があり、まだ完全ではありませんが、力強い走りを見せました。動輪が多いためか滑らかに走ります。のちほど動画をアップ。