シリンダのシーリング2018年09月25日 10:31

 ハイスラのエンジンを分解しています。写真は、左シリンダのバルブ室。左が蓋、右から2番目がバルブ室、あとは上下2枚のガスケット、左上がスライドカップ。
 バルブ室を外したシリンダです。中央の3つの長穴が、シリンダ上部への入口、排気、シリンダ下部への入口。ここをスライドカップが塞いで、経路を切り換えます。この状態で、長穴を指で押さえて、ピストンを動かすことで、漏れ具合が確かめられます。
 シリンダ下のシーリングを仮に行って、仮組みしました。
 バルブ室もシーリングを仮に行いました。この状態で、エアテストをして、ピストンの動き具合を試験しました。まずまずの結果ですが、押しに比べて、引きは弱い(軸で漏れている?)ようです。
 反対側、右シリンダを取り外しました。ドレンコックのリンケージロッドが付いたままです。
 両シリンダを取り去ったクランクケース。扇形をしています。
 裏返したところ。クランクには問題がないので、これ以上分解しません。オイルを差す程度。V型エンジンは、両シリンダが同一のクランクを使うため、コンロッドの厚み分(5mmくらい)しか、左右のシリンダの前後はずれません。水平対向の場合よりは、ずれが少ないわけです。
 下の写真の右側にエキセン部があります。「偏心」の意味がわかると思います。
 ガレージで店を広げています。 

コメント

_ をかへま ― 2018年09月25日 14:23

ガレージでお店を広げているとガレージセールかな?と
お客さんが寄って来てしまう危険性がありますね!!(笑)

軸の漏れが、無事に解決しますように!

_ sarasara ― 2018年09月25日 15:28

全部、分解したのですね。偏心の意味は分かりません。機械ってこんなに細かいのは驚きです。

_ ネム ― 2018年09月25日 18:25

ガレージにワンちゃん達が入ってきて、フサフサの
尻尾をユサユサしたら、大変なことになりそうですね。
ロッドの動きを見るのが好きなので、偏心の意味は
分かる気がするのですが、それにしてもこんなに複雑
な物を、最初に作り出した人ってすごいなぁと、改めて
思います。

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