Good Helene and Bad Shay2024年02月16日 06:00

 先日、ドイツの人にデータを送ったBeckのHeleneを10年ぶりくらいに走らせました。まったく異常はなく、快走しました。古い製品ですが、頑丈に作られています。煙突の後ろのドームが、オイル入れになっていて、その横にレギュレータがあります。
 スリップ・エキセントリックという形式のバルブギアで、機関車を押した方向へ走るようにギアが切り替わる仕掛けです(動画参照)。そのスリップカムが、メインロッドと第2動輪の接点にあります。最近の製品では滅多に見られない形式。
 引いているのは、オープンの客車で、スイスの観光客車。日本ではこれを「トロッコ列車」などと呼びますね。乗客はウサギとゾウです。前の茶色の客車にネズミが乗っていますが。
 一方、このL型ボイラのワントラック・シェイは、スチームアップしても走りませんでした。まず、スチームアップに30分もかかり、火力が弱いことが判明(普通は5分くらい)。また、蒸気漏れもあり、エンジンはまったく動きませんでした。やはり諦めた方が良さそうです。このまえ、ギネスのトラムに乗っていた人が座っていますが、残念でした。