Wall and door2020年11月19日 06:34

 壁を立てるときだけ、どうしても一人ではできません。家族の協力を10分間だけ要請します。
 壁は残り1枚となりました。最後の1枚はサイドから壁を掴んで作業ができないので、工法に工夫が必要でした(具体的には、手前にちょうど良い高さの台を治具として製作し、その上に一旦壁を立ててから、押し込む方法)。
 ドアノブが完成。ドアは両開きなので、大きな部材や脚立を入れることができます。
 壁が6枚固定されました。次は屋根です。屋根は、骨組み構築、屋根板取付け、防水シート貼り、屋根材貼り、など工程が多く、また高所のため、時間を要します。ちなみに、夜の雨が予想される日には、シートを被せています。
 山の上の工場。モルタルで作ったものは長持ちしますね。

Roof structure2020年11月20日 06:40

 脚立は210cmの高さです。中に入れても、壁の高さより低いので、取回しは良好。
 6本の梁を中央の金具で留めます。トップから分銅のついた糸を垂らして位置を見ます。位置決めが難しく、ここで時間がかかりました。
 梁は、壁の間、つまり6つの角に固定。
 高所作業のうえ、梁を固定しないうちは、掴まるところがありません。
 仮留めの状態で、少しずつ位置を調整します。4つの梁よりも6つある方がずいぶん面倒です。
 脚立を上ったり下りたりを繰り返すエクササイズでした。

Six top beams2020年11月21日 06:17

 屋根の構造に取り組んでいます。中央のつっかい棒は取れました。
 少し離れるとこんなふう。ときどき、外から眺めて、歪みがないか確認。
 脚立を外に出して、分銅を垂らして確認も。
 上の6本の梁を仮固定。既に人がぶら下がれる強度があります。下の梁は、工事用の補助で、水平に渡してあるだけ。
 これから二等辺三角形の板を6枚、梁の上にのせて固定していきます(写真の右に1枚めが立てかけてあります)。畳1枚くらいの大きさ(辺の長さは1.9m、1.9m、1.7m)で、重さは10kg。どのようにして(一人で)3m持ち上げるのかを考えているところ。

Rainproof sheet2020年11月22日 06:22

 二等辺三角形の屋根板は、仮の取手を取り付け、内側から持ち上げられるように工夫しました。また、写真のように補助材を渡して、外から板を押し上げるときに室内へ落ち込まないようにしておきます。
 板の固定はコーススレッドですが、トップと中央は内部の横から、下(周囲)は外から手が届きます。問題は、最後の1枚のトップをどこからどうやって固定するか。屋根の上に乗る以外にありませんが、掴まる場所がなく危険です。これは現在思慮中。
 夜に雨が降りそうなときは、このようにシートを被せておきます。たまたまガレージにあったシートを活用、6m四方くらいの大きさです。
 屋根板は2枚付きました。
 落葉率は既に100%となり、焼却率は90%です。しばらく屋根周りの工事が続きます。

Dogs posing2020年11月23日 06:32

 屋根板を半分取り付けたところ。
 大きな脚立を入れたり出したりしながらの作業です。
 ちなみに、屋根の傾斜は25°で、タンジェントでいうと0.47くらい。補助の材料を用意するたびに、ピタゴラスの定理を使い、平方根を計算します。
 同時に防水のコーキング作業をしつつ進めています。
 記念写真を撮りました。

The source of leaves is exhausted2020年11月24日 07:31

 屋根板の4枚め貼りました。
 板を上げてセットするのに慣れ、6枚すべてを貼りました。ただ、最後の1枚は、トップのコースレッドが(手が届かないので)打てません。
 防水のコーキングなどをして、細かい材料を取り付けています。屋根上の作業には、傾斜が急なため、現在の脚立だけでは無理だと判断。新たな工夫が必要です。
 落葉は、もう増えません。地面にあるものを処理するだけです(まだ10%はありますが)。
 見通しが良くなり、庭のどこからも建築現場が見えます。

Rope ladder and gable board2020年11月25日 06:29

 2000円くらいの縄梯子(避難用)を買って、ついに屋根のトップのコースレッドを打ちました。縄梯子は、反対側の土台に先を固定しました。
 これから屋根の諸工事となるので、縄梯子を利用して行います。脚立もあと一段高い8段のものを注文してありますが、現在の7段でも、ほぼ間に合います。左隣にある鳥小屋は、かつて折れた樹の上に設置してあります。樹はとうに枯れていて、片手で押せば根本から折れるくらいの強度しかありません。そろそろ自然に倒れそう。
 近くにモミの樹があって、庭園内で一番の大木。針葉樹で常緑ですが、秋と春に大量の葉を落とします(でも新葉が出て葉は減らない)。屋根ができたので、室内に枯葉が入ることはなくなりました。
 続いて破風板を取り付けます。これは「はふいた」と読みます。屋根の端のすぐ下に張ってある板です。屋根が分厚く見えるのはこれのせい。風で雨が渦となって軒下から侵入するのを防ぎます。
 次は軒の水切板、その次は防水シート(ルーフィング)、そしてシングル(薄い瓦みたいな材料)の順で貼っていきます。順調なら、これらに1、2週間かかるでしょう。

Gable board completed2020年11月26日 06:35

 破風板の取付けが完了。このまえ、屋根の傾斜を25°と書きましたが、それは棟の部分の角度であって、辺の中央部(梯子で上るところ)では28°くらいになります。屋根に道具などを置くと、滑って落ちてしまいます。
 落葉掃除は、庭園内ではほぼ終了していますが、敷地の端の僻地では続いています。遠い分、焼却炉まで運ぶ作業が重労働。あと1週間ほどでしょうか。
 強い風が吹くと、敷地外から落葉が飛んできます。朝はもちろん氷点下ですが、芝生や苔はまだ緑を維持。
 今日は室内側から、屋根板と壁の接合分にウレタンコーキングを塗りました。ウレタンやシリコンの接着剤は、直径5cmで長さ30cmほどで、1本600円くらいですが、既に6本消費。
 破風板は、棟の梁の端にコースレッドで打ちつけてあります。屋根板とは接着も接合もなし。角の部分の壁には、上部に飾り板、その下から190cm長の太い材が取付けられました。

Inside the room2020年11月27日 06:24

 朝はすべてが凍結していますが、10時頃には解凍。朝はまず落葉を燃やします。
 躰が温まってから、建築工事。特に高所作業となります。
 休憩を兼ねて室内工事も。これはベンチを組んでいるところ。インパクトドライバなどは、既に屋外では使わなくなったからです。
 小さい脚立があるのは、天井と壁の境界のコーキングを行ったから。もう終了しました。
 室内は木の香りがします。木材はほとんどがスギだと思います。

Drainer plate2020年11月28日 06:39

 新しい脚立が届きました。右の8段。左は7段です。10段くらいまであるようですが、大きいと重くなり、移動が大変になります。脚立というのは、一番上に立ってはいけないことになっています。上から1段か2段下で作業をするのが基本。
 屋根の庇、つまり端の部分に、水切り板を取り付けています(黒く見えます)。水切り板は、トタン製(トタンが何かわからない人は検索)。屋根の上から流れる雨水を、端で下へ導く役目のものです。英語のドレンは「排出すべき余分な水」の意味。
 隣のモミは、高さが30m以上あります(写真は下1/3くらい)。直径も1m以上。庭園内で葉があるのは、これくらい(5m以内の小さい針葉樹は沢山ありますが)。
 水切り板は、市販品です。いろいろな断面形のものが売られています。今回は、釘の穴を開けないよう、シリコンのボンドで接着しました。。
 ボンドが硬化するまで木材で押さえているところ。一日で外せます。