Autorail Bugatti ― 2024年02月07日 06:00
昨日の最後の写真を分解し、欠損していた部分を真鍮板とプラ板で作ったところ。上がモータ。右が動輪とギア。左がこれらを支えるフレームです。急に小さいサイズの工作で大変。
直した部分のアップ。この動力台車が左右に首をふるように、扇形の突起で支えられています。また台車はピッチングしなければならないため、フレーム側の中央に小さな突起があって、これが滑る溝が、円周の内側にあります(段差は1mm)。左右にあったはずのプラスティックが、片側折れてしまい、走行できなくなっていました。左の黄色い部分が、右側を真似て再生したところ。割れた断面は使わず、真鍮板で支える構造としました。
不思議なことに、メルクリンのような3線式の集電シューがあります。しかし、モータは直流だし、前後のライトもLEDなので、前オーナはDC3線式を採用していたようです(稀にあることは話に聞いていましたが)。とりあえず、車輪は絶縁で両側にシューがあり、配線をし直すだけでDC2線式に改造することができました。1台車に4軸というのも珍しい。
これがボディです(撮影時には屋根上の細かいディテール部品をまだ付けていませんでしたが、のちほどピンセットで取り付けました)。フランスのJouefのプラ製品(メーカは既にありませんが、ブランドは残っている?)。自動車で有名なイタリアのブガッティが設計したレールカーで、もちろんブガッティ製の自動車用エンジンを搭載した気動車でした。90年くらい昔のことです。運転席は中央の屋根の上にある突起(キューポラ)で、この形式は、イタリアやフランスの気動車によくあるタイプ。集電する車輪が多いためか走行は好調でしたが、サウンドがないのが残念なところ。
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