Restoration work in Mohayuni 440012023年02月01日 06:00

 モハユニ44の修理をしています。台車を仮に置いて様子を見ているところです。この動力台車側の床板に大きな穴が開けられています。つまり、最初は大きな交流モータが室内に突き出ていたのでしょう。その後、直流モータの小さいものが手に入るようになって、台車に内蔵するタイプに作り直した。だから、モータだけが新しい。全体的に50年以上まえに作られたものかと。実車は、さらにもっと以前ですが。
 床下には4つのスイッチがありました。写真の上は、逆転スイッチだと思われます。モータの回転方向を変えるもの(交流モータ使用時は3Pスイッチとして使われ、のちに改造)。手前の箱型の2つは、3Pスイッチで、ヘッドライトやテールライトの切換えに使っていた模様。配線は、壁の中を通って、床下ではパイプの中を通しています。コードが劣化しているので配線はすべてやり直しますが、スイッチをそのまま使うかどうかは悩み中。
 もう1つ、大きなスナップスイッチがあります。何に使われていたのかは不明。こちらが交流モータを使っていた時代の逆転機だった可能性も。室内の天井にも4つの照明があります。3つは客室で、1つが荷物室。荷物室の窓は擦りガラスになっていて中が見えないようになっています(たぶん、大きなモータがかつてあったから)。下の写真の4つのタンクらしきものは、飾りだと思います。テールライトだけが3V仕様で、そうなると、どこかに抵抗器が必要になり、このタンクの中が怪しい。
 パンタグラフはハンダづけをやり直して修復しました。スプリングが効いて、やや上がりすぎ。前後の角度を均等にする機構はほとんど効いていません。

コメント

_ ネム ― 2023年02月01日 20:38

様々なヒントから、推理していくところは
名探偵のようですね。
無事に動くといいですね。

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