Decauville of very small live steam ― 2023年01月07日 06:00
こちらは、また別件。非常に小さなドュコービルのライブスチームです。メーカ製なのか、個人の作品なのか不明。素晴らしい出来栄えですが、燃焼系に不安があるので、今まで走らせていませんでした。8年くらいまえに購入したものです。レグナのドュコービル風機関車を改軌していたので、ふと思いついて、こちらの機関車をテストをしてみることにしました。まずは、分解しているところ。
下回りの走り装置だけでエアテストをしてみました。快調に動きます。ただ、逆転機構はありません。この小ささでは無理でしょう、給油機もないので、どこかからオイルを入れてやる必要があります。
心配だった燃焼系。バーナのテストをしました。ポットボイラなので、ボイラの下に、このバーナがあります。驚くべきことに、ガスではなくアルコールが燃料。非常に細いチューブでアルコールを送ります。まあまあ安定して燃えることがわかりました。
アルコールは、後続のナベトロがタンクになっていて、そこから機関車へ極細のチューブで送ります。高低差があるから、バーナからアルコールが溢れてしまい、大惨事になるだろう、と想像して、これまで試しませんでした(おそらく、タンク内の気圧をコントロールするか、それともガスを燃料にした方が良いだろうと考察)。しかし、細いチューブは、アルコールが流れるのに抵抗があり、燃焼分だけ流れるようにコントロールできるのかも、と思って今回テストを行ったのです。結果は、たしかに、慎重に調整すれば、燃料は溢れませんでした。
もう少しだけ、テストをしてから走行させようと思います。上の写真のとおり、車長は12cmほどしかなく、これほど小さいスケールモデルのライブスチームは、ほかに例がないほどです。おそらく、16mmスケール(19分の1)になるかと。
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