Bertieと無蓋車 ― 2011年12月28日 09:03
RegnerのLumber Jackを改造したIolanthe(12/6参照)、AccucraftのEdrigを改造したGreen Dragon(12/12参照)、RegnerのWilmaを改造したAurora(12/19, 20参照)と同じ作者による4台めは、Mamodを改造したBertieです。
Mamodは、イギリスではもちろん、世界のライブスチームの入門機で、いわばライブスチームの頂点にある機関車といえます(たぶん最も沢山存在する機関車でしょう。欠伸軽便にも10台ほど在籍)。もともとイギリスナローの雰囲気のMamodを、さらにイギリスナローにしたのが本機です。
ちょっとした改造なのですが、とてもMamodには見えません。動輪やロッドを見てようやくわかる程度。首振りのシリンダはカバーされています。長い煙突も大きな蒸気ドームもMamodとはシルエットが違います。沢山のディテールが追加されていますが、こういったパーツ類が多くのメーカで販売されているのがイギリスの模型環境です。
装備としては、ガラス管の水面計、圧力計、ドレンコック、給水用チェックバルブなどがオプションで追加され、ガス焚きバーナに取り替えられています。さすがに、逆転機は煙室前のままですが、レギュレータは追加され、超小型サーボを装備。コードがリアへ出ているので、後続車に受信機を積んでラジコンで走らせていたようです。写真では、運転士がそのサーボの上に立っているので、キャブの屋根から頭が出ています(キャブ内はほとんどスペースがありません)。
面白いのは、大きな蒸気ドームを上に外すと、もうひとつ小さい
蒸気ドーム(Mamodのもの)が入っていたこと。これだけ奇麗な塗装だと、炙り式のボイラで汚したくないな、と少し考えてしまいます。そういうわけでまだ走らせていません。
ちなみに、後ろの貨車も同じ作者によるものと思われます。こちらは、ウェザリングが効いた渋い仕上がりですが、やはり細かいパーツが追加されています。
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