Passing the cable through the buried pipe2023年10月15日 06:00

 地中に埋められたパイプにケーブルを通す方法は? とだいぶまえに問いかけましたが、これがその答。「通線ワイヤ」と呼ばれる工具です。円の2/3くらい曲がったパイプはただの収納ケースで、その中に収まっているワイヤが本体。これを埋設管の中へ押し入れます。すると、むこう側に出てきます。それに通したいケーブルをテープなどで固定し、引き入れるわけです。写真のものは30mの通線ワイヤです。10番信号機から1番信号機まで埋設管が設置されていて、現在4芯ケーブルが通っていますが、そこへもう1本ケーブルが通せるか試してみました。
 こちらが出口の1番信号機。リレィボックスの上にカブトムシが乗っていますが、これは死骸が地面に落ちていて可哀想だったので明るい場所に置いただけ。試験の結果、2本のケーブルを通せることが判明し、今後の工事の計画の参考になりました。工作室を探したところ、7芯ケーブルが50mほど余っていることがわかり、今回は4芯の代わりに7芯を通すことにしました。この場合、通線ワイヤは不要で、既存のケーブルに引いてもらって通せば完了。
 ただ、新しいケーブルを通したあと、両側のソケットを半田づけし直す必要があります。古いものは使いづらいので、新しいソケットを使用。ソケットごと埋設管を通すと引っかかる危険があるので、ケーブルだけを通し、ソケットの半田づけは、両側で行います。つまり、屋外で細かい半田づけをする作業。ピクニックの雰囲気で、シートに腰を下ろして行います。
 1日に1本通す作業がやっとです。あとは、2周ほど40号機で走りました。パンタグラフを写したのではなく、頭上の紫陽花を撮影。秋風が吹く、涼しい一日でした。このところ、夜は雨が降る日が続いています。

コメント

_ うみひろし ― 2023年10月15日 06:14

作業内容が40%程理解できました。
この方面の文章を読もうとする事自体が珍しいので
理解度の低さにも意外と満足しています。

_ をかへま ― 2023年10月15日 06:18

13日の記事「Installing the magnetic sensor」のお寫眞では
パンタグラフが写っているとは氣づいていませんでした。
パンタグラフが立ってる部分の構造が、もっとみっちり閉じられている
イメージを(僕が)抱いていたのが敗因です。

僕的には、カブトムシさんは鳥葬になるとカブトムシとしての命を
全うされるような氣がしています(鳥は、食べないでしょうか?)。

_ 田中真由美 ― 2023年10月15日 06:45

いろんな工具や道具がいり作業も繊細そう。信号機って地中の作業もあるんですねー。作り甲斐がありますね。

_ わんこのやま ― 2023年10月15日 08:41

通線ワイヤ!
そこから
医療用の管やら衣服のゴム通しまでへと連想が・・・楽しかったです
大量生産の衣料のゴム通しって
通さず折り返しを被せてゴムをくるんでいるのかな?などなどと(笑)

_ ネム ― 2023年10月15日 22:19

わたしも、服のゴム通しを思い出しました。
(あちこち引っかかって、苦手な作業です。)
その何倍も大変そうですね〜。

_ くつしたねこ ― 2023年10月16日 11:22

通線ワイヤというものがあるのですね。読み進めていると、確かに手芸でのゴム通しと考え方は同じなのかな、と思いました。身近なものの構造をよく見ると共通しているのですね。それにしてもゴム通しもなかなか難しい手作業ながら、通線ワイヤの難易度は如何程かと想像しています。

_ kouno ― 2023年10月16日 14:15

7芯ケーブルが50m余っている所に、日頃からの準備の良さを感じます。
備えあれば嬉しいな、ですね。

_ のりG ― 2023年10月16日 17:54

我が家の玄関の呼び鈴を治すとき欲しいなあ。と思いましたけど、あと何に使うの?と突っ込まれて、プロに頼みました。

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