Roots of model railway ― 2021年09月13日 05:57
HOゲージを発明したメルクリンですが、メルクリン夫婦が経営する会社で、最初は(19世紀ですが)ままごとやドールハウスからスタートして鉄道模型を始めました。企画や営業をしていたのは、すべてメルクリン夫人だったそうです。ドイツの鉄道模型店へ行くと、お客さんに女性が多いことに驚きます。日本のように「男の子のおもちゃ」ではありません。
さて、左が103の急行電機。右は流線型蒸機の03型です。どちらも、Gスケールを外で走らせているもの。アナログなので製品としては20〜30年ほどまえの中古品。でも、新しい方といえます。
古い機関車のメンテナンスのために、消耗パーツを取り寄せました。左がモータのブラシ。奥は動輪のゴムタイヤ。ところで、この金属製の線路(Mトラック)は、既に新しいものは買えません。中古品の多くはレールが錆びています。それでも接触不良で停まるようなことはありません。実物の鉄道と同じく、走っているうちに錆も取れてきます。
書斎のデスクでは、架線を立てて集電の試験をしています。架線集電は、ヨーロッパの鉄道模型では当たり前ですが、これもメルクリンの影響でしょう。日本のNゲージやHOゲージで架線集電をしている人がいるでしょうか? 日本といえば、どこへ行っても電信柱ばかりの「電信柱王国」なのに。
中古のジャンク品で、メルクリンのデジタルセットを入手。といっても、コントローラは子供向けの簡素なもので、リモコンは赤外線です。欲しかったのは、新しい線路(Cトラック)の方でした。樹脂製の3線式を初めて手にしました。この線路は、左右のレールの通電をワンタッチで切れるので、配線を自分ですれば、2線式のHO車両も走らせられそうです(ポイントが問題になるでしょうけれど)。線路には18Vの一定電圧の交流を流します。機関車の中を開けたら、モータは小さな直流モータで、ウォームギアを使って減速していました。メルクリンらしくない感じ。
コメント
_ なびえすとーくす ― 2021年09月13日 09:05
_ moon289 ― 2021年09月13日 09:50
プラスチックになるとずいぶん雰囲気が変わりますね。
デジタル仕様の線路でも工夫次第で
アナログに対応できるということでしょうか。
デジタル仕様の線路でも工夫次第で
アナログに対応できるということでしょうか。
_ ネム ― 2021年09月13日 18:20
書斎がメルクリンの修理工場に変わってしまい
ましたね。
どんなドールハウスを扱っていたのでしょう。
今残っていたら、とても高価でしょうね。
ましたね。
どんなドールハウスを扱っていたのでしょう。
今残っていたら、とても高価でしょうね。
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日本では、ごく一部ですがN、HOともに架線集電を実現されている方がいます。もちろん日本型の車両です。ネックはパンタグラフで、既製のものはイコライザがなかったりして架線との接触性が確保できませんので、自作になります。