Stationmaster three years ago ― 2021年09月01日 05:43
Autumn sunny garden ― 2021年09月02日 05:53
Track maintenance work ― 2021年09月03日 05:54
Hydrangea that turns pink ― 2021年09月04日 06:31
Märklin's novel mechanism ― 2021年09月05日 06:21
今回はウムラウトを入れたスペルにしました(ドイツ人の友人から文句が来たわけではありません)。メルクリンのHOといえば、ドイツの家庭にはほとんどあるおもちゃですし、僕の年齢の日本人なら皆さん、各地のデパートのおもちゃ売り場で見たことがあるでしょう。写真の本は、70年代に出たもので、メルクリンの初歩がまとめられた内容です(ほとんど、カタログの和訳ですけれど)。僕が鉄道模型に入門したのは1967年ですが、当時はまだNゲージが日本に入ってきていません。HOかOゲージでした。また、メルクリンは高嶺の花で手が出ませんでした(今でも同じですが)。
メルクリンのジャンク品をいくつか入手して、動力装置を修理しています。少しオイルを差すくらいでほとんど復活します。50年も経っているのに、壊れる部分が少ない。プラスティックを使っていないからです。ギアにはウォームが使われず、平ギアのみの伝動です。交流モータのブラシと、動輪のゴムタイヤくらいが消耗パーツ。
モータのほかに、もう一つ電磁石を使ったリレィが搭載されています。これが逆転機です。走行中より高い電圧が一瞬加わると作用して、回路を切り替えます。このリレィを使って、連結の解放を行うことができる機関車も一部にあります。このメカニズムは、日本の鉄道模型にはありませんでしたね(日本のOゲージは、機関車に逆転スイッチがありました)。
信号機です。線路には、列車の通過で作用するスイッチがあり、それで信号機を作動させ、さらに信号機のリレィで別の信号機を作動させたり、あるいは特定の場所の機関車を走らせたり止めたり、また逆転させたりできました。1つのエンドレス上で、複数の列車が信号機によって同時に運行し、お互いにぶつからないように走らせることもできたのです。
今では、これらはデジタルですべて可能になりました(もっとも、世界で最初にデジタルシステムを開発したのも、やはりメルクリンでしたが)。アナログのメルクリンは、半世紀まえの最先端技術だったわけです。
僕は10年以上まえにGゲージでデジタルを経験していすが、アナログのリレィ回路でパズルのようなシステムを組み立てるのも一興でしょう。
Bear, dogs, and ox ― 2021年09月06日 05:53
Re-challenge the HO gauge ― 2021年09月07日 05:53
書斎の机の上で、メルクリンの信号機や車両の試運転をしています。50年もまえの製品が、まったく問題なく作動します。すべてジャンクとして買った中古品。信号機は、機関車の通過を感知して自動で作動させ、さらに信号機が切り替えるスイッチで、ポイントや車両を制御できます。
機関車の数も増えてきました。ドイツやフランスやスイスの車両たちです。大型でも、半径360cmのカーブを曲がることができます(右から2番めの蒸機は動輪5軸です)。この点が日本のHOゲージとの決定的な違い。また、すべての電気機関車は架線集電に対応しています。
モータを分解して整備しているところ。交流モータで、横置き(平ギア伝動)です。消耗品のブラシを交換する必要がありますが、ネットで調べたら、交換用ブラシが現在も流通しています。全車輪がアース側なので、一般的な車輪に当てる集電ブラシはありません。
もちろん、毎日5インチゲージも運行していますし、庭掃除も行います。採石場線のクロッシング付近です。ここも一面苔の絨毯。
Märklin's reversing relay and contact track ― 2021年09月07日 12:30
アナログメルクリンの仕掛け。機関車に搭載された逆転機の作動を動画にしました。また、ついでに「コンタクト・トラック」と呼ばれている線路上のスイッチで、信号機を切り替えています。
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