The stationmaster appears here and there2025年06月22日 06:00

 レンガサークルの付近。駅長がこちらを見ています。線路は奥へ向かってずっと上り勾配で、駅長がいるあたりが、スリップの名所。
 信号機の横に立つ駅長。線路は樹を避けてS字カーブ。奥へ向かって上り勾配ですが、このようにカーブしている方が、動輪のフランジがレールと接触し、スリップしにくくなるようです。ただ、牽引する車両はカーブでの抵抗が増えるので、こちらはスリップ増加の原因に。
 中央花壇にある、駅長だけが通る小道(枕木が並べてあります)をむこうへ抜ける駅長。奥に消火栓や消防署が見えます。
 2週間ほどかけて修理していた機関車が、今日ようやく走りました。動輪ではない先輪(2軸)と従輪(1軸)を改造し、カーブを通過しやすく加工しました。これが功を奏して、今日は爆走しました。この機関車は、SAITOのボイラとバーナを使っていて、これらはスチームボート用の部品です。バーナが特殊で、ガソリンバーナと同様、アルコールタンクに熱で圧力をかけ気化させ、火炎を放射します。アルコール焚きなのに、ぼうっという大きな音がするのが特徴(ガス焚きより音が大きい)。機関車でこの形式のバーナは、ほかに見たことがありません。着火するときに、小皿にアルコールを少し入れ、この火でタンクの先を熱し、同時に熱で気化したアルコールに引火させます。火炎は、ボイラ中央の銅管中へ放射されます。バーナの先は、ボイラの銅管入口より1cm以上離れているのが普通。この配置が、ガス焚きとの違い。