Turning locomotive wheels2025年03月11日 06:00

 車軸から外すことができた車輪を、旋盤で削っているところ。まずは、内側を3mmほど切削し、フランジを薄くします。車輪は鋳物なので、表面が固く、最初は切屑が飛び散るので、ボール紙などで遮りながら作業をしました。
 4つのうち、3つを削り終わったところ。こちら側は、鋳物のままなので、芯も出ていませんでした。厚さは40mmでしたが、37mmになりました。薄くすることで、改軌も有利になります。このあと、フランジ高を半分くらいにします。
 こちらがシャーシ。この機関車は、完全なジャンクとして安価に入手したものですが、模型ではなく遊具として作られた機関車らしく、それなりに雑な作りです。最初は個人の工作品かと思いましたが、後部に名盤があり、製品だとわかりました。量産品らしくなく、特注で生産されたものでしょう。動力はもともとなく、後続の人が乗る車両に動力があったものと想像。前部(写真左)のバッファ部はスプリングで少し飛び出していて、これが押されると内部のスイッチが作動する仕掛けがあり(配線も残っていました)、なにかにぶつかった場合に、動力を停止させる機構だった模様。なお、メインロッドが飾りでついていますが、サイドロッドはありません。
 ボディは薄い鉄板製で、主に溶接で組まれています。錆が多いので、再塗装する予定。車軸にスプロケットを入れて、動力化することも可能ですが、そこまではしないつもり。押されて走るダミィの機関車として楽しむ方が良いかと。このおもちゃっぽさを残しつつ、少しだけモデル感を出したいところです。