Repairing caboose, chain and bridge2024年09月21日 06:00

 いろいろ修理をしました。まず、カブースの屋根。この屋根はバルサで作ったので、強度が弱いのです。といって、普通は壊れません。壊れるのは人の足が当たったとき。つまり、自分で壊してしまうのです。屋根の上にのっている瞬間接着剤で補修しました。
 こちらは、レールバスの屋根。黒い紐みたいなものが線路に落ちていました。走らせようとすると、モータが空回り。チェーンが外れたのです。チェーンは2本あって、モータも2機。片方が外れると、負荷が少ない方のモータが回って、正常な方は動かなくなります。
 ガレージの中で、床に古い毛布を敷き、そこに横倒しにしました。チェーンは、切れたのではなく、ジョイントが外れただけです。そのジョイントは探しても見つかりませんでしたが、よく起こる事故なので、ジョイントはストックしています。それをつないで、修理完了。ただ、横倒しにするために、乗務員や乗客、バッテリィなどを全部下ろしたので、元通りにするのが面倒でした。
 折れていた踏み板を修理しました。2×4部材に防腐塗料を塗ったものを取り付けるだけです。本当は、数スパンを通して板を取り付けた方が強度が期待できますが、今回は1スパンだけ交換しました。しばらくはこれで大丈夫でしょう。

欠伸軽便鉄道通信322024年09月22日 06:00

初歩の金属工作(連載第32回)

 庭園鉄道の建設や機関車を自作するためには、ある程度の金属工作が必要です。今回は、初歩の金属工作と主な工具について話しましょう。
 紙や木材の工作では、ナイフやノコギリで切って、ボンドや釘で組み立てます。紙や木材は手軽に加工できますが、大きな力を支持できないことや、耐久性にも問題があります。金属は強度が高く、湿気などで変形せず、特に動力関係では不可欠な材料です。多くの機械類は、鉄やアルミなどの金属で作られています。
 金属の工作も、ノコギリで切り、接着剤で接合できます。しかし、手軽で強度の高い接合は、ボルトとナットを用いる方法です。そのために穴をあける必要があり、ドリルが大事な工具となります。
 材料を切るまえに、設計に従って正確に測らなければなりません。金属製のものさしか、さらに精密な測定が可能なノギスが、工作の必須アイテムです。
 切る道具は、金鋸か糸鋸が手軽です。穴をあける道具は、是非ボール盤を手に入れて下さい(小型なら1万円以下で購入可能)。手で持って使うハンドドリルとの違いは、回転力ではなく、ドリルの刃を押しつける圧力が大きいことで、切削能力が格段に高くなります。
 整形するときにヤスリを多用するのも金属工作の特徴です。ヤスリや金鋸を使う切削作業では、材料を万力でしっかり固定する必要があり、手で押さえて削ったり切ったりすることは非効率です。さらにその万力も、丈夫な台に固定されていると理想的です。勉強机や食事のテーブルくらいでは剛性が不足し、よく切れません。重くて揺れない工作台があると、切るときも削るときも気持ち良く作業ができます(図1)。
 工作に必要なものだけを買い揃えていくうちに、道具は充実してくるはずです。もちろん、ドライバやペンチ、あるいはスパナ、レンチなどの工具も欲しくなるでしょう。安価なもので充分ですが、高い道具ほど長持ちする傾向にあり、子供の頃に買ってもらった高価な工具が、今でも現役で使える例も多々あります(写真1~3)。
 5インチゲージの蒸気機関車を自作しようとすると、さらに高価な旋盤やフライス盤といった工作機器が必要になります。また、銀ローづけに使うガスバーナ、あるいは溶接機などもあると便利です。これらは工場で見かけるような設備といえますが、マンションの一室で旋盤を使っている人もいます。作りたいものがあれば、どこでも、いつでも始められるはずです。

図1 工作の道具いろいろ: はかる、切る、けずる、つける、穴をあける、つかむといった機能がある。左が初歩、右へいくほど大掛かりで高価な工具。なお、金属工作は、破片や火花が飛ぶ場合があるので、安全な服装で行うこと。ボール盤など、手袋をしている方が危険なものもあるので注意。

写真1 ドライバ類の引出し: ドライバやナット回しだけでも200本以上ある。これでも、まだ不足していると感じるくらい。

写真2 ペンチ類の引出し: つかむもの(ペンチ)と切る(ニッパ)ものがある。大きさも様々。限られた用途のためだけのものも多い。

写真3 スパナ類の引出し: 掴む幅が自由に変えられるモンキーレンチや、六角のボルトやナットに使うスパナなど。国の違いでセンチとインチの規格が異なる。

近況: ガソリンエンジンで動く小型機関車を製作中。金属工作でボール盤が活躍している。あと1カ月くらいで完成し、39号機となる予定。

Train running through autumn gardens2024年09月23日 06:00

 33号機AD67が列車を牽引。無蓋車2両とカブースです。無蓋車が小さく、短い編成となります。芝生の手前のアーケード(車両限界を兼ねる)をくぐるところ。
 風車の前のカーブ。進行方向は「くだり」周りになります。
 カフェの近くの平面クロッシング。左奥に見えている赤いものは、掃き掃除をするスウィーパ。
 長い下り坂でも、可変式電磁ブレーキを装備しているこの機関車では不安はありません。

Morning glories are autumn flowers2024年09月24日 06:00

 蔓薔薇が葉を落としているアーケードで、まだ朝顔が咲いていました。1輪だけです。
 40号機凸電機が列車を牽引。カフェ近くのクロッシングを渡るところ。
 駅舎前。時計が見えますが、既に動かなくなって何年にもなります。ルドベキアはまだ咲いています。
 これはトンネル山の裾野。奥は、植樹をした場所。進行は「のぼり」周回です。

Bear Driver and Bear Conductor2024年09月25日 06:00

 AD67が運行。今日は曇っているようです。ヘッドライトを点灯しました。綺麗な苔の地面ですが、ほぼ毎日ブロアをかけて掃除をしたあと運行しています。
 この機関車の運転手はクマののんたくん。少し俯き加減ですが、ブレーキがかかったときに前のめりになったのでしょう。
 こちらはレールバスの後部。車掌ののんたくんは、駅長の帽子をかぶっています。
 今日の運行は、トレーラだけの小編成。ルドベキアの前で待機中。