アスター85502011年02月13日 15:58

 2日ほど運転ができなかったので、鬱憤を晴らすような機関車を、と考えて、アスターの8550を走らせました。アルコール焚きです。この機関車は日本のアスターが最初(1975年)に発売した製品です。つい最近古いライブスチーム誌で、今はガーデンレイルウェイズの編集長のホロヴィッツ氏が、アスターの井上氏にインタビューしている記事を見つけました。それによると、この8550とスクールズは、いずれも3000台も製造されたそうです。凄い数字ですね。今ではその10分の1だってなかなか作らないのでは?
 しかし、その生産台数に恥じず、8550とスクールズは、小型ライブスチームの傑作中の傑作機で、渡辺精一氏のデザインだそうです。ライブスチーマなら絶対に1台は持っていた方が良い、という名作だと思います。理由は簡単で、とにかく「よく走る」に尽きます。水面計も圧力計もありません。非常にシンプルで、壊れるところがない、という頑強さ。欠伸軽便の8550は単気筒ですので(後期に2気筒の製品が出たそうです)、スローは効きませんが、本当に1分か2分であっという間にスチームアップし、その後はとことん突っ走る、という感じです。
 そうそう、普通の8550はもちろん黒です。当社の8550は、中古で入手したものの塗装を剥がしてから、オレンジ色に塗り直したものです。写真の緑の客車もアスター製で、これはスクールズ用だったかと。