Tank commander's hatch ― 2024年08月04日 06:00
74式の砲塔を後ろから撮影した写真。左の紫は装填手がハッチから乗り出しているところ。このハッチは開けられる仕様でした。ところが、右のハッチは、盛り上がったキューポラ(周囲が覗ける小窓が各方向にあり、前方には潜望鏡があります)と一体となっていて開きません。ここは、戦車長が顔を出すためのハッチです。このままでは残念なので、開けられるように加工することに。ちなみに、この戦車は4人乗りで、車長、砲手、装填手、操縦士です。砲手は、車長の前にいて、専用の潜望鏡などがありますが、ハッチはありません。操縦士のハッチは、砲塔ではなく車体前部にあります。
キューポラ部は、アルミかスズの鋳物です。浮き上がっているハッチ部だけをノコギリで切断します。切ってみると、アルミより硬いことが判明。切断に30分ほどかかりました。
切り離したハッチは薄く、3mm厚程度(写真右)。左のキューポラには、赤く描いたラインで穴を開けます。右下はハッチの前にある潜望鏡ですが、かなり大雑把な形状なので、いずれ作り直したくなるはず。
穴があきました(もちろん、この下の砲塔上部にも穴が必要)。戦車長候補は、Tigerにも搭乗していた郵便局員(1/10スケールの人間より太め)なので、彼が穴に入ることを確認しました。ハッチは、切断したため薄くなったので、鉄板を接着して厚みを増し、同時に、その鉄板で、後ろの突起部と接続し、ヒンジ(蝶番のように開閉する接合)になるように作ります。このように、今後は各部のディテールアップ工作を行う予定。
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