Too bright December garden2023年12月01日 06:00

 40号機の列車が運行。「くだり」周りです。この近辺の落葉は掃除されています。日差しが強く、紫外線も強烈で日焼けします。暖かそうに見えますが、気温は2℃。風も強く着込んでいないとのんびり運転ができません。
 樹の影が長いのは、夕方が近いから。この写真は3時頃のもの。日が短くなりました。
 毎日のようにブロアをかけているので、線路上に葉や枯枝はありませんが、ブロアで飛ばされてきた石があるので、ゆっくり走りました。
 45mm&32mmゲージの運転場の中。周囲はブロアをかけていますが、このエンドレスの内側の枯葉は手つかずでした。今日はとりあえず11袋を回収。まだ数袋分残っています。この狭いエリアだけでも16袋分くらいになる、ということです。

Stationmaster on snow sled2023年12月01日 09:18

Burning fallen leaves to reduce accumulation2023年12月02日 06:00

 午前中です。気温は1℃。でも、落葉を燃やす作業は汗が出るほど暖かいので、劣悪環境ではありません。この作業の必需品はゴーグル(安全メガネ)。煙や浮遊する灰から目を守ります。
 4つのドラム缶のうち3つを使用。それぞれ向き不向きがあるので、その日の風の具合などで、どれを使うかを決めます。既に、灰が山盛りになっています。これでも、燃えるまえの体積の(感覚的な数字ですが)100分の1以下になっています。灰は肥料にも使えます。
 運転場内の落葉は、まだ燃やしていません。風の向きや強さを見て、午後からになります。手前に水道のホースとノズルがありますが、既に水抜き(屋外水道から、地下へ水を戻し、凍結しないようにすること)をしているので、現在は水が出ません。
 午後から稼働する予定の焼却場が左奥。新しい赤いスイーパは芝生で使用されていますが、この苔の上でも、掃き掃除に最適。今年は、例年よりも落葉が遅く、まだ樹に残っている葉があります。

Shelties on sled2023年12月02日 06:31

欠伸軽便鉄道通信 112023年12月03日 06:00

蒸気機関車の仕組み(連載第11回)

 かつて、機関車といえば、蒸気機関車だった時代がありました。鉄道は、蒸気機関車とともに発展したといっても良いでしょう。
 蒸気機関車は、石炭などを燃やして水を温め、蒸気を発生させ、その蒸気の圧力でシリンダ内のピストンを動かします。高圧の蒸気がピストンを押し、動輪と結ばれているロッドを押します(図1)。
 ただ押すだけでは、半回転しか回りません。いっぱいに押したあと、今度は引きます。押したり引いたりを繰り返して、動輪を回し続けます(図2)。
 その押し引きの音が、シュッシュッと聞こえます。また、ピストンを動かした蒸気は、煙突から排出されますが、この音がボッボッと聞こえます。蒸気機関車が走っていると、シュッボッシュッボッと聞こえるのは、このためです。汽笛も蒸気でポーと鳴らしますから、蒸気機関車のことを「シュッポッポ」と呼んだりするのでしょう。
 ピストンがロッドを押し引きするとき、押しきったり引ききった位置では、力が出ません。そこで、シリンダとピストンをもう一つ用い、二つのピストン(2気筒)によって動輪に90度ずらして力をかけます。こうして、直線運動を回転運動に変換しているのです。
 普通の蒸気機関車は2気筒で左右にシリンダがあります。右と左で、押し引きのタイミングが90度ずれるので、動輪が1回転する間に、4回シュッと音がします。
 蒸気機関車の全盛期には、3気筒や4気筒の高性能機も作られました。空気抵抗を減らすために流線型の蒸気機関車も試され、時速200km以上の記録も出ました。
 庭園鉄道でも、蒸気機関車は人気者です。石炭を小さなスコップで火室へ投入し、お湯が沸くのを待ちます。蒸気を作り続けるためには、石炭よりも大量の水が必要ですから、蒸気機関車は、水のタンクを備えたり、後ろに炭水車(テンダ)を引いていたりします(図3、図4)。それでも、長く走るためには途中で水を補給しなければなりません。
 電気機関車は、スイッチを入れればすぐに動きますが、蒸気機関車は、準備に時間がかかります。また、走り終わったあとも、灰の掃除が大変です。そういったことも含めて楽しめるのは、今でも蒸気機関車が大好きな人が多いからでしょう。
 来月は、ちょっと変わったタイプの蒸気機関車を紹介したいと思います。

図1 蒸気機関車の仕組み: 火室で火を焚き、ボイラの水を熱する。その蒸気をシリンダへ送り、ピストンを動かす。蒸気の量を加減して、パワーをコントロールする。

図2 往復運動を繰り返す仕組み: シリンダへ入る蒸気と、シリンダから出る蒸気の道筋を切り替え、ピストンが繰り返し動くようにする。

図3 蒸気機関車の主な2タイプ: 一番大事な水がどこにあるかで、タイプが分かれ、それによって呼び名が違う。テンダ(炭水車)は、別車両だが、切り離すことはない。

図4 タンク車の種類:ボイラの横にあるサイドタンクが最も多い。キャブの後ろにあるリアタンク。ボイラの上にまたがるサドルタンク。このほか、ボイラの下にあるボトムタンクなどがある。

写真1 ジャック:実機の4分の1スケールのボトムタンク。欠伸軽便17号機。

写真2 コッペル:キットで製作したテンダ機。欠伸軽便15号機。

写真3 木曽森林鉄道ボールドウィン:6分の1スケールのリアタンク。欠伸軽便27号機

写真4 木曽のボールドウィンを工作台の上で製作中の写真。

写真5 7/8インチスケールのジャック:写真1と同じ機関車の14分の1スケールで自作。45mmゲージを走る小さい機関車(燃料はガス)。

It has become a winter landscape.2023年12月04日 06:00

 40号機が列車を牽引。「くだり」周りで運行。この辺りは落葉も少なく、綺麗です。苔はもう緑ではなく、黄色に近づいています。
 黄色いベンチの横。奥にガゼボ。本当に明るくなりました。日差しは暖かく感じられますが、風があると寒い。最高気温は4℃くらい。
 ガゼボの横。橋を渡ったところ。左は谷で、高低差は20mほど。ロープなどの補助具なしで下りるのはほぼ無理。
 春に作り直した高架のカーブ。その下の路盤には、既に苔が生えています。来年には緑になりそうです。



His hand reached through the slightly open door2023年12月05日 06:00

 落葉掃除の合間に運行。信号機はここしばらくは電源を入れていません。寒くなってきたので、そろそろまた試験をしましょうか。
 書斎からホビィ・ルームへのアクセスは、HOゲージのレイアウト(右)と椅子(左)の間の狭いところを通らないといけません。だいたいここに駅長が待っているので、よけいに通りにくくなっています。これは、書斎のドアが開いた状態。
 ドアを閉めることもあります。しかし、きちんと閉めていないと、知らない間に、誰かが開けて、このように手を入れていることがあります。
 居間です。カウンタテーブルには写真類が飾られています。その下のソファにはぬいぐるみ。駅長はよくこの前を走り抜けていきます。