Tank gun elevation movement2024年07月20日 06:00

 74式の砲身を上下に動かす機構です。サーボで動かすだけですが、砲塔はエンジン始動時には取り外す必要があります。また、サーボを砲塔側に組み込むと、下部にある受信機までコードがつながるので、砲塔が回転したときコードが捩れます。このため、サーボは下部に取り付け、砲塔を上から被せたときに、動きが伝わる機構が必要となります。下の写真がその1つの方法。砲身の可動部から伸びたアームに円板が取り付けられています。またスプリングで引っ張られて砲身は上を向いた状態になっています。
 下部に取り付けられたサーボでアームを動かし、円板を押し上げます。すると、スプリングは伸び、砲身は下がります。
 砲塔を回転させたときの写真。砲身が横を向いています。このような状態でも、砲塔の中心に円板があるので、サーボはほぼ同様に押し上げることができます。
 砲塔の上蓋を被せた写真です。既に誰か乗っています。74式の砲塔は背が低く、実機は砲身を上下に10°程度しか動かせないはず。模型は、実機よりは少し多めに仰角を取れましたが、俯角(水平より下へ向く角度)はほとんど取れませんでした。実機は、サスペンションで車体を前後左右に傾ける機構があって、主砲の仰俯角を補っているのです。