Spring garden railway ― 2025年04月03日 06:00
まだ朝は氷点下ですが、日中は10℃を超える暖かさ。春爛漫といったところ。40号機の列車が木造橋を渡っているところ。
最後尾はカブースですが、少し説明をすると、これはつまり、かつての車掌車で、列車の最後尾で、先頭の機関車からの汽笛の合図で、ブレーキをかける役目でした(昔は客車や貨車のブレーキを集中操作できず、機関車だけがブレーキをかけると、列車の中央が前後から押されて脱線しやすいため)。ですから制動車ともいいます。車内では、長旅に備えてストーブを焚き、ベッドもありました。また、列車の屋根越しに前方の確認をするために、キューポラと呼ばれる半2階があり、その位置に椅子も設置されていました。通常、このキューポラのある位置の下の側面には窓がありません。半2階の床があるため、構造上窓にできないからです。これは、アメリカの鉄道特有の車両で、イギリスやヨーロッパでは、ブレーキバンと呼ばれる貨物兼車掌車がこれに相当します。
苔は芽を伸ばしていて、成長しつつあります。茶色に見えるところは、赤い芽の色です。
一方、芽が緑の苔もあって、この近辺では色が違っています。土が柔らかくなり、線路が沈むところが出てくる季節で、この時期に土や砂利を加えて、保線作業を行うことになります。
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