Toyan 2 cylinder and 4 cylinder engines2024年04月02日 06:00

 2気筒の水冷エンジンもようやく届きました(Amazonで注文して1カ月後)。キットで5万円ほど。最初に入手したものと違うのは水冷であること。エンジン内部(周囲)を水が循環するようにポンプ機能が付属。今回のヘッドカバーはブルーです。ネットを調べましたが、やはり組立て説明書はまだありません。しかし、前回のマニュアルと、4気筒に付いてきた水冷機構部の説明図があるので、問題なく組み立てられるとは思います。それにしても、中国の製品の説明不足はどんな分野でも同様で、「我々は下請けであって、説明資料はディーラや販売店が用意するものだ」という感覚なのでしょうか。ある意味では未来志向です。
 1点だけ違っていたのは、セルモータがぐんと小型になっていたこと。これはブラシレスです。ブラシレスモータを回すためには、専用のアンプが必要で、電源を繋いだだけでは回りません。そのかわり、小型軽量かつ高出力で、しかもブラシ(つまり接触部)がないので消耗せず、高耐久性。ラジコン分野では広く普及し、ブラシモータはほとんど絶滅しました。現在、ブラシレスモータを発電機に使うための実験を、別プロジェクトで進めています。
 こちらは4気筒の方。2気筒に比べるとサウンドは澄んでいて、フェラーリのV型8気筒のような音色です(一般に、気筒数が増えるほど甲高くなります)。よく回っていましたが、あちらこちらのネジが緩んできました。しっかりと締めてなかったみたいで、チェックしたところ、ほぼ全部が不充分。ちょっと問題なので、内部も分解して再組み立てをする予定です。運転しているとき、キャブの1つが斜めになり、フライホィールが抜けて飛んでいきました。クランクケースも緩みのせいでオイル漏れしていました。
 ついでに集合マフラを外してみました。このようにして運転をすれば、4つの排気を観察できます。排気に含まれるオイル分の多少で、そのシリンダの燃料の濃さが適切かが判断でき、それぞれキャブレタが独立しているので、ニードルで調整ができるというわけす。次の運転でそれをしましょう。それにしても、長い期間このメーカのエンジンで遊ぶことができて、すっかり元が取れましたね(Tiger戦車も同じく)。