木造橋工事22016年06月24日 13:34

 橋脚を立てる工事の続きです。
 線路や橋梁がさきにあって、あとから橋脚を立てるというのが、普通と順序が反対ですが、位置決めが楽になるので採用している工法です。
 1日3本のペースで、3日かけて9本を立てます。

木造橋工事32016年06月25日 11:17

 橋脚は、あと1.5本です。明日にも走行試験ができるでしょう。
 時間が最もかかるのは、地面にブロックを埋める作業。穴は簡単に掘れますが、砂利を敷いて、突き固めて、水平を出してから埋め戻すのに、何度もやり直しが必要です。
 既に、上を歩ける強度はあります。地面から線路までの高さは70cmほどです。

木造橋の走行試験2016年06月26日 09:11

 昨日工事が進み、木造橋の構造部はほぼ完成しました。あとは、補強や塗装などが残っています。線路の左右に、人が足を置ける梁も通す予定で(写真にも、既に木材が仮置きされています)、咄嗟に足が付けるようにした方が安心だからです。
 さっそく、レールバスで走行試験をしました。橋本体よりも、その前後の部分の方がいろいろ調整があって時間がかかりました。
 橋は問題ありません。思い切って人が乗って走行してみましたが、まったく不安はありませんでした(スリルはありますが)。
 橋を渡る間の走行音は格別です。風光明媚な場所でもあり、名所になることでしょう。また、車両の写真を撮るスポットにもなるな、と思いました。
 このあと、さらに線路の微調整や、橋手前の仮組みの箇所の補強などを行います。ゲストを乗せて走行するためには、さらに試験をして安全を確かめる必要があります。

チェーントラブル2016年06月26日 13:17

 車庫の近くのポイントで脱線し、その衝撃でチェーンが切れました。
 ジョイントでつないでも長さが足りません。切れてなくなった部分があるようです。予備のチェーンで復旧しました。
 乗組員たちが待っているところ。

別の橋の工事2016年06月27日 10:13

 橋の工事現場まではかなり距離があります。朝、出かけていくと、いつも違った風景に見えます。時間によって光の具合が違うからです。
 まだ足乗せの渡し板を取つ付けていません。あとにした方が塗装作業が楽かな、と思ったからです。
 これは、また別の場所で、今まで廃材を積み上げて仮構造で線路を持ち上げていました。既に走行できる状態でしたが、ここも、きちんと橋の骨組みを作ることにしました。使っているのは、すべて廃材です。廃材をもらえる以前は、ここは土を盛る予定でした。

工事と走行試験2016年06月28日 08:22

 こちらの低い橋(高さ約30cm)は、長さが12mあります。昨日と今日の2日で完成します。柱が付き、桁を支えていた積み木がなくなるので、すっきりするでしょう。
 AB10とAB20の重連で試験走行です。この急カーブは、半径5m。線路がこのくらい持ち上がっていると、本機のトレーラのように座席が低い車両は、逆に乗りやすい(座りやすい)と感じます。
 もちろん、高い方の橋も運転して確かめました。
 

通常運行2016年06月29日 09:47

 チェーンを直してレールバスは復活しています。乗組員の位置が変わったかもしれません。
 工事現場以外でも、まだまだ微調整をする箇所があって、勾配や左右の捩れなどを修正していますが、ある程度走らせて、線路に荷重をかけつつの作業になり、運行しながらの整備となります。

木造橋仮完成2016年06月30日 13:50

 日差しが強すぎると、木漏れ日が眩しくて、写真が撮りにくくなります。日が雲に隠れたチャンスに撮ると、全体像がわりと見えます。
 下の写真が、低い方の12mの木造橋です。左奥に少し見えているのが、高い方の10mの木造橋。
 低い方は、橋のスパンは150cm〜2mです。
 すべて廃材を使用。低いので構造も簡単です。
 たまたま、砂利が敷かれた地面だったため、ブロックを置くだけで耐力を発揮できそうでした。ですからあまり深く埋めていません。
 スパンが2mの区間は、橋桁を3本にしました。