Final works on the signal construction ― 2023年10月26日 06:00
最高位置の11番信号機です。ケーブルや配線は既に終わっていて、線路にセンサを取り付ける作業をしています。
ドリルで穴を開けた枕木(鉄ですが)に、タップという道具でネジを切っているところ。つまり、小さめの穴を開け、このタップをねじ込んでいくと、穴の内面にネジの筋が刻まれ、ナットのようになります。今回は3mm径のネジを使うので、2.5mmの穴を開けて、ネジを切りました。タップはよく折れます。力をかけずに慎重に回します。普段はこの作業はボール盤か旋盤で垂直性を確保して行うので滅多に折れませんが、このようにフリーでネジ切りをすると、頻繁に折れます(今回既に1回折りました)。タップが折れると、取り出すことができない場合があって厄介ですが、今回は母材が薄いので、反対側から回せば引き出せます。それで気が緩むため、折ってしまいます。
ネジ穴になったら、ステンレスのビスでセンサを固定。あとは、リレィボックスまでのコードを苔や土の下に埋めます。奥に見えているのは、ネジを切るときに使うオイル。これも、タップが折れないためのおまじない。
取付け終了。センサの作動をチェックします。レールバスが来ていますが、延長コードを運ぶためです(けっこう重い)。これで、今年の信号機工事はひとまず終了。反対向き(「くだり」周り)の信号機も、順方向(「のぼり」周り)とほぼ同様に、閉鎖区間を示す作動(その区間に進入すると入口を赤信号とし、区間から出るとき入口を青信号に戻す)ができるようになりました。これからは、落葉掃除で忙しくなるし、寒くなるので、さらなる回路増設は、また将来。
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