Half of the leaves have fallen.2024年11月21日 06:00

 駅舎の近くのカエデです。ほぼ黄色になりました。本来はオレンジか赤に近い色なのですが、今年はそうなるまえに散りそうです。落葉率は50%、償却率は40%といったところ。
 レールバスが運行。葉が半分になったので、かなり明るい庭園となりました。逆に、葉が残っているエリアが暗く写ります。
 正午過ぎの写真。風車の近くです。黄色い森ですね。
 ガゼボの辺り。左の大木はモミです。穏やかな一日でした。落葉掃除は、周辺地域を重点的に進めました。

Protecting fallen leaves from the rain2024年11月20日 06:00

 小さい機関車の運転場の内側は、日当たりの良い場所ですが、落葉掃除は後回しになりがち。少し堆積したので、落葉をレーキで集め、袋に入れました。落葉の排除が遅くなる分、ここの地面の苔の繁殖が遅れているので、早めに一度集めることにしました。
 今回は6袋でした。落葉を詰めたあと、袋を高く持ち上げることは無理。線路の下を潜らせる必要があります。高さも幅も、ぎりぎりのサイズです。
 集めても風向きが悪いときはすぐには燃やせません。夜に雨が降る可能性が高いので、濡れない場所に袋を避難させます。そういった場所は、薪小屋、ガレージ、工作室前、玄関前、トンネルの中など。写真もその一つ。
 こちらはトンネル。中の方まで入れれば、10袋は軽く収納できます。

Hand power of the brothers2024年11月19日 06:04

Dogs near the timber trestle.2024年11月19日 06:00

 木造橋近辺。40号機の列車が、カーブに差し掛かったところで停車中。この近辺は、種類の違う苔に覆われています。駅長と助役がいました。
 駅長が、カーブの土手に上がってきました。地面から60cmほどの高さがあります(線路はさらに30cm上)。右に少し見えているのが木造橋(timber trestle)で、アメリカのナローゲージには定番のもの。
 なにか探しものがある様子の駅長。怪しい匂いがするのでしょうか。
 助役は日向ぼっこをしているようです。駅長よりも黒いのでぽかぽかになります。

Stationmaster and assistant stationmaster2024年11月18日 06:00

 40号機が運行。途中で、駅長と助役に遭遇。
 二人で遊んでいます。いつもなら列車に寄ってきますが、それよりも面白いことがあるようです。
 「のぼり」周回で走りました。陸橋の近くの黄色はカエデです。赤くなることもありますが、そうなるまえに散りそう。
 これから陸橋をくぐるところ。手前の細い樹はシラカバですが、既に葉がありません。

16mm scale Iolanthe2024年11月17日 06:11

欠伸軽便鉄道通信362024年11月17日 06:00

フリーランスの素晴らしさ(連載第36回)

 皆さんは、「模型」といえば、実物を縮尺して精確に再現するミニチュアだ、とお考えだと思います。もちろん、「いかに実物どおりか」は模型の一つの目標です。でも、それがすべてではありません。
 たとえば文章は、かつては事実を詳細に伝えることが目的でしたが、今ではフィクションとしての価値も認められています。絵画や彫刻なども、昔は実物をどこまで精確に描写できるかが目標だったようですが、今ではモデルとなる実物が存在しないものも自由に作り出されています。模型もこれと同じで、実在しないものを模型として作り出す「創作モデル」が、一つのジャンルとして確立しています。
 日本では、実物の再現性に拘るスケールモデルが主流です。「実物のようだ」が最大の賛辞であり、精確さを競う傾向にあります。しかし、模型の歴史が古いヨーロッパなどでは、スケールモデルではないフリーランス(自由型)の模型が高く評価されていて、「模型はフリーランスに始まり、フリーランスに行き着く」といわれるほどです。初心者は(製作が簡単な)フリーランスから入門し、技術が向上して緻密なスケールモデルを作るベテランとなっても、再びフリーランスを作りたくなる、という意味です。
 鉄道模型では、フリーランスを見かける機会は(特に日本では)少ないかもしれません。たとえば、製品として売られている模型のほとんどは、実車が存在するか、かつて存在したものです。スケールモデル派は、「自由に作れといわれても、何を目標にすれば良いのかわからない」というかもしれません。
 その「目標」までも、すべてを自分で考えて作る模型、それがフリーランスです。適当に「なんでもあり」なのではなく、自分の世界を創造し、その架空世界に存在するはずの「実物」をリアルに作り上げるのです。これは、具体的な目標のあるスケールモデルよりも、むしろ難しい行為ともいえます。「模型の最高峰はフリーランスである」ともいわれているのはこのためです。
 スケールモデルを作っているときでも、「自分なら、ここはこうしたい」と思う場合があります。そんなときに、実物に忠実であることに拘らず、自分の理想のとおりに作る姿勢があっても良いはずです。実物と違っているのなら、どうして違っているのかという理由が必要ですが、それを考える楽しさが生まれます。
 庭園鉄道でも、室内のHOゲージやNゲージのレイアウトでも、それを作る人が生み出した「世界感」があるはずです。自分の考えに素直に従って作れば、きっと世界にただ一つの価値が生まれることでしょう。

写真1 イギリスのレジンキットから作った蒸気機関車: 32mmゲージだが、スケールは1/12くらい大きい。下周りを自作して電動化。

写真2 イギリスの16mmスケールのクラブで賞を取った作品:蒸気機関車ハイスラ型だが、未来的な(?)デザイン。友人からのいただきもの。

写真3 16mmスケールのライブスチーム:ドイツ製のフリーランス模型を大幅に改造したもの。ガスを燃料にして走る。32mmゲージ。

写真4 シングルドライバ(動輪1軸)のライブスチーム:市販の首振りエンジンを使った自作品。名前のスペルは最後の1文字がわざと変えてある。45mmゲージ。

写真5 望遠鏡を載せた天体観測車(?):アメリカの製品。金属製で高価な完成品。芸術的な価値が高いということらしい。このような模型が製品になることが素晴らしい。

写真6 ガラスドームから顔を出せるカブース: 写真2と同じ作者のもの。最後尾から列車を確認するための車掌車。たしかに、見晴らしは良さそう。

追伸 HOゲージのレイアウトを製作中: HOゲージでレイアウトを作るのは30年振りくらい。大きさは130cmx440cmで、架線集電。ドイツのメルクリンと、イギリスのホーンビィのデジタルを試している。

図1 1軸列車: 1軸にすれば、どんな急カーブでも曲がることができる。ただし、1両だけでは走れない。連結して列車になることが前提。
図2 モノレール: レールが1本だから、線路の工事が簡単。ジェットエンジンで推進するらしい。運転手はゆるキャラ?