Early morning scenery2023年10月01日 06:00

 今日も早朝の風景を撮影。やはり霧が少しだけ残っています。風車や焼却炉が見えます。
 線路を撮影。まるで、ナローゲージのジオラマみたい。光の当て方が下手な撮影のよう。
 線路と風車。落葉が沢山地面にありますが、ほぼ1日分です。
 樹の長い影が折れ曲がっているところが、トンネル山の裾野です。

Building two semaphore signals2023年10月02日 06:05

 いよいよ信号機新設の最後の工事です。4番信号機に、「くだり」周回用として逆向きの腕木信号機を2機追加します。つまり、3つの腕木信号機を4番リレィボックスで作動させます。現段階は、順方向と同じ表示をするように仮配線しているため、3つが同時に動くはずです。写真の左が既設のもの。右は線路の反対側にセットされます。ケーブルを線路の下に通す必要があります。
 既設の4番信号機は最古のもので、最近作動が不安定でした。今回いろいろ試したところ、外部のコネクタに不備があることが判明。そこで、コネクタを廃止し、順方向の1機は直結としました(最近の仕様)。これで安定するはずです。ただ、リレィボックスを工作室へ持ち込みたいときには、この信号機1機も取り外して一緒に運ばなければなりません。
 また逆方向の(新設の)2機は、防水型の4Pコネクタを使って接続することにしました。いずれのケーブルも地面に埋めるため、両側にコネクタを付け、信号機だけを取り外して整備ができるようにしました。写真はその4Pコネクタ。どれくらいの耐久性があるか使ってみて判断しましょう。
 10mほど離れた位置に予告信号機が立ちました。これは、青のときに羽根が上がる信号機です(写真が青の状態)。今日の工事はここまで、ケーブルを埋める作業は明日に持ち越し。

Construction of semaphore signals2023年10月03日 05:55

 4番信号機の工事のつづき。動作の確認を入念に行なっています。不安定だったのは、やはり外部コネクタでした。直結にしたところ動作が確実となりました。あとは、ケーブルを埋めて、各所を復旧するだけ。
 反対側から見た写真。右が既設の4番信号機。欠伸軽便最古の腕木信号機で、既に製作後15年ほどになります。メガネや羽根が少し大きめです。
 ポールのトップは、最初に作ったものが朽ち果てたので、数年まえに新たに作り直しました。写真では上まで見えません。ドアノブかなにかのガラクタを利用して作りました。サーボが入っているケースは塗装が剥がれそう。結局、内部ではなく、外部のDinコネクタの劣化が原因でした(もともと防水ではない部品)。ビニルテープなどを巻いて水が入らないようにしていましたが、限界だったようです。
 こちらは、予告信号機。これは、ケーブルを埋めたあとの写真。作動が遅いアクチュエータを使ったので、3つの腕木は、それぞれのスピードで作動して、見応えがあります。信号機の近くに立っている標識は、この先にある平面クロスの注意(裏面からでは見えませんが、上はクロスの存在、下は「譲りましょう」の「非優先」の文字が記されています)。ちなみに、水やりのためのホースが見えますが、これらも線路の下を通るようにセットされています。

New turnout has arrived2023年10月04日 06:00

 45mmと32mmゲージの小さい機関車を走らせる運転場ですが、機関庫のすぐ近くでは、写真のように、線路が小さな屋根の下を通るように作りました。これは、機関庫の屋根の上から雪が落ちて線路にダメージを与えないようにするためです。
 その小屋根が、大きめの枯枝が当たって壊れていました。板が割れて落ちたようです。近くに枯枝もありました。冬までに直さないといけません。板はストックがあるので、切って塗装して取り付けるだけですが。
 新しいポイントが届きました。左のターンアウトで、スプリング式。モデルニクス製です(値段は16万円ほど)。写真の現場にセットする予定。これで、ターンテーブルや採石場線へのアプローチができるようになります。まずは枕木を塗装して、それから線路を所定の長さに切って、つなぐことに。
 外に出たそうに眺めている駅長。草刈りをするときなどは、危険なので家に入れています。

morning glory and hydrangea2023年10月05日 05:55

 書斎の窓のすぐ近くにある朝顔。青い花が今日は5輪。毎日開いたり閉じたりしているのではなく、開いたら次の日にはもう萎びてしまい、咲くのは新しい蕾のようです。葉はもう半分黄色くなっています。
 昨日雨が降ったため、紫陽花は花が垂れています。左に見えている信号機が1mほどの高さですから、大きさがわかるかと。白い花ですが、少し緑になったものもあります。その次はピンクになるはず。
 ルドベキアは花が減りましたが、まだ沢山咲いています。この近辺は毬栗が落ちるエリアなので、毎朝拾うようにしています。
 新しいポイントの枕木をチョコレート色に塗りました。線路を繋ぐ工事は、また後日。

Railcar and new semaphore signals2023年10月06日 06:00

 中央花壇の紫陽花ですが、真っ白だったものが、半分ほど緑に変色してきました。垂れているのは夜の雨のせい。このところ、夜にけっこうな大雨が降る日が続いています。
 レールカーが運行。左端に写っているのが、上の写真の紫陽花。右に見えているのは、逆方向用に設置されたばかりの4番腕木信号機。設置のあと、連夜の大雨ですが、問題なく作動しています。
 同じ場所を別の視点で。地面の苔の緑は黄色に近づいています。樹の上の方の葉はまださほど変わりありません。日当たりの良い場所の樹は黄色に色づいているものがちらほら。
 こちらは予告信号機。アクチュエータや防水型4Pコネクタなど、新しい部品を採用しているため、雨上がりの性状が気になりますが、今のところ問題なし。

Maintaining the HO gauge layout2023年10月07日 06:00

 HOゲージのレイアウトでときどき、建物の照明が一部点灯しないことがあり、またパワパックのブレーカが飛ぶことも何度かあったので、徹底的に検査をすることに。やはり、過大な電流が流れているのは確か。少しずつ配線を切って、原因を絞っていきました。
 すると、このポイントが原因だと判明。裏返して調べてみても特に問題はありません。ただ、ポイントの方向表示の電球が切れていることが判明。それを外したところ、問題は解決しました。架線が張ってあるので、この作業自体が一苦労。近所の羊たちが巻き添えで倒れています。
 1時間ほどで復旧しました。ポイントの指示ランプは12Vの豆電球なので、熱も発するし切れるし、ネックであることは確か。LEDとほぼ同サイズの小さな豆電球ですから交換する手もありますが、かなり面倒な作業になります。下の写真で、ポイントのところで電球色で光っているのがそれです。信号機ももちろん豆電球です。建物はLEDなので、白っぽくて蛍光灯みたい。
 日本のディーゼル機関車、DD51です。この機関車のオレンジ色の塗装は、子供の頃から親しみがありました。ずっと同じですね。同じ塗装、同じ凸型で、もう少し短いディーゼル機関車を中学生のときに持っていましたが、今はどこへ行ったかわかりません。このDD51は、天賞堂のカンタム(デジタルサウンド)で、エンジンのアイドリングが良い感じ(先日アップした最新の動画をご参照下さい)。HOゲージは、デジタルサウンド装備でないものは買わない方針。

欠伸軽便鉄道通信 72023年10月08日 06:00

エンジンで動く機関車(連載第7回)

 「機関車」は英語で「Engine」ともいいます。ですから、「エンジンで走る機関車」は、ちょっと変な表現にもなります。日本では、「エンジン」は発動機のことで、内燃機関を示します。燃料は、ガソリンや軽油など、エンジンによって違います。
 実機のディーゼル機関車は、ディーゼルエンジンで走ります。でも、庭園鉄道で使えるエンジンは小型のものに限られるため、ガソリンエンジンが一般的です。
 最も安価で手頃なエンジンは、草刈り機に使われているサイズのガソリンエンジンです。欠伸軽便にも、何台かガソリンエンジンで走る機関車があります。
 モータとエンジンの一番の違いは、排気ガスが出ること。また、エンジンはスイッチを入れても回り始めることができません。自動車は、スイッチでエンジンがかかりますが、これはモータがエンジンを始動しているからです。
 機関車が停車して、動輪が止まっているときでも、エンジンは回っています(アイドリングという)。このとき、動輪とエンジンは、切り離されていることになります。回転を伝えないよう、途中で切り離す装置(クラッチ)が必要です。模型は、草刈り機などと同じく、エンジンの回転を速くなると、遠心力でシューが接触して回転を伝える、遠心クラッチが装備されています。回転が下れば自然に切り離されます。
 内燃機関のエンジンは逆転ができません。機関車はバックをする必要があるので、ギアを切り換えるメカニズムが必要です。自動車などでもまったく同じです。自動車は、前進するだけでも、減速比を変えるためギアを切り換えています。
 もう一つ、エンジンの力で走らせる方法があります。それは、エンジンで発電して、その電気を使ってモータを回す方法です。この場合、駆動部は電気機関車と同じですし、クラッチも逆転させるギアチェンジも必要ありません。
 欠伸軽便には、エンジンで発電してモータを駆動する機関車が1台だけあります。バッテリィを充電しておかなくても、ガソリンがタンクに入っていれば、いつでも出動できます。鉄道沿線で電動工具を使いたいとき、この機関車で近くまで行けば、コンセントがあるのと同じで、大変便利です。
 ところで、電気機関車が使う電気は、火力発電所ならば、エンジンで発電機を回しているのですから、その意味では、ディーゼル機関車といえるかもしれません。

図1:遠心クラッチの機構の一例
回転が上がると、シューが遠心力で外側へ押しつけられ、外周に回転が伝わる仕組み。

図2:ギアチェンジで動輪を逆転させる仕組みの一例
どちらのギアにも接しなければ、ニュートラル(空転)となる。

図3:ディーゼル機関車とディーゼルカー
電車に対応する気動車をディーゼルカーと呼ぶ。

写真1:草刈り機の2サイクルエンジンを使った機関車(5号機)
エンジン音が甲高いので、空き缶を利用したマフラを追加して消音した。

写真2:4サイクルエンジンを搭載した5分の1スケールのディーゼル機関車(8号機)。

写真3:4サイクルエンジンの発電機を、モータ駆動のシャーシに載せた機関車(34号機)。

追伸:完成したばかりの36号機
ディーゼル機関車の形をしているが、実際にはモータとバッテリィで走行。

Next work preparation and linear motor car2023年10月09日 06:00

 信号システムの次の作業は、センサの製作です。磁気センサは写真のものを使用しています。白い円柱体が磁気を感知するとスイッチが入る、というもの(シリンダの内部にリードスイッチが埋め込まれているだけ)。以前に大量に買っておいたもので、今回の拡張工事の分はぎりぎり足りそうです。1つ200円くらいだったように記憶。ただ、買ってすぐにテストをすると、20個に1つは不良品でした。写真にあるアルミ材を、これからノコギリ(バンドソー)で切ります。
 切りました。そのセンサを取り付ける金具を作ります。チャンネルとアングルです。左にあるのは、コネクタ、上にあるのもコネクタ。どれを使おうか、と考え中。センサは線路に取り付けるので、リレィボックス内で切り離せるようにします。
 今日もHOゲージのメンテナンス。しばらく走らせないと線路に埃がついて、接触不良になるので、走らせながらレール面を磨きます。3線式の方が接触不良には強いのですが、サウンドを装備した車両は、接触不良があると音が途切れて興醒めになります。
 プラモデルのリニアモータカーを作りました。黄色がコースで、磁石の反発で浮いている様子を横から撮影。走る仕組みも磁力によります。

Setting up the turnout in the yard2023年10月10日 06:00

 ヤードにポイントを設置する工事を実施。線路を重ねて、どの長さでレールを切断するか、印を付けます。
 今回は、ガレージの目の前なので、運ぶ作業がほぼゼロ。写真は、バンドソーでレールを切断しているところ。20秒くらいで1本切ることができます。その後、つなぐためのボルトを通す穴をレール側面に2つあけます。それは、写真の右に写っている小さなボール盤で行います。
 あとは、現場でつなぐだけ。本線には影響がない工事なので、途中で列車を走らせながら休憩しました。
 このポイントによって、真っ直ぐに進む路線が復活し、ターンテーブルへ行けるようになります。本線にもリバース線にも影響はありません。リバース線が2本もあるおかげで、ターンテーブルを使わなくても機関車の向きを変えられるので、あまり使われないポイントとなる可能性が大ですが、やはりつながっていないのは気持ちが悪いので設置しました。当面、これ以上の拡張は計画していません。