古いジャイロモノレール2016年09月19日 11:43

 これは、ジャイロモノレール6号機です。最初にバランシングに成功したもので、それを行うサーボはマニュアル操作(リモコン)でした。
 ボール紙製のボディはだいぶ傷んでいます。テープが剥がれていたり。
 内部はツインジャイロで、ジンバルのコントロールをサーボで行っています。後方に赤いインジケータがあって、これを見てマニュアルでコントロールしました。自走用モータもあります。2009年に作ったものです。
 この赤いジャイロモノレールは、大阪の佐藤氏が製作したメカニズムに、ボール紙で自作したボディを被せたもので、JAMに2010年に出展しました。
 こちらのボディはしっかりしていて、劣化はありません。今でも電池を入れれば、正常に走ります。ロータの回転と逆方向へ曲がるエンドレスであれば、長時間走り続けます。
 佐藤氏のジャイロの1号機を購入しましたので、このあと佐藤氏はまったく同じ2号機を製作され、ボディもオリジナルデザインで作られました。それは、YouTubeで見ることができますし、ドイツのショーにも出展されました。
 このジャイロモノレールは、摩擦式で、バランシングサーボを持たないシンプルなメカニズムですが、高い工作精度が必要で、同じタイプの成功例はなく、今のところ世界唯一といえます。