ゼファ動画再度 ― 2011年11月04日 17:48
玉電だいたい完成 ― 2011年11月06日 20:23
ほぼ完成となりました。あとは、窓ガラスを貼ることと、レタリングを入れることくらいです。窓は透明プラ板の手持ちがなかったので、しばらくできません。レタリングも、何を書けば良いのかわかりません。おでこに行き先表示板らしき部分があるので、そこも文字を入れるべきでしょうか。
排障機や台車部に銀色をさっとスプレィ塗料で吹きました。横は引き締まって良い感じですが、排障機は黒に戻そうかなと考えています(銀だと排障器が目立って四角っぽく見えるので)。屋根を思い切ってブラウンにしました。少々アメリカンな感じになりました。実機のように窓枠やドアもブラウンに塗ったら面白いでしょうけれど、そこまで手間をかけるかどうか、です(自分で組むなら、塗ってから貼りますが)。
ご覧のように、この玉電はかなり大きいのです。並べたのは、三浦車両のN電(レジン製)と、木製キットを組んだリスボンのトラムですが、これらは25分の1だと思います。玉電は22.5分の1だそうです。45mmを22.5倍すると、だいたい日本の標準ゲージ(1067mm)になりますが、玉電は当時は1372mmだったようですから、この縮尺だとゲージは60mmくらいが適当なのでしょう。それでも幅122mmもあるボディがやはり大きいのでは、と感じます。
べつに、大きいのは良いのです。大きい方が走らせていて迫力がありますし、スケールに拘っているわけではありません(色を見れば歴然)。
上の写真はヘッドライトを点けたところ。豆電球と同じ形のLEDがあったので、豆電球のソケットを使って取り付けました。たまたま白と赤が1つずつあったので、後ろは赤く光ります(笑)。とても明るく、正面から見ると眩しすぎます(写真も撮りにくいくらい)。
ライトの電池は006Pの9V。これは屋根裏に取り付けてあります。上の写真のように、ポールのベースの穴を通して、小さなトグルスイッチを付けました。ボディを取り外したときのことを考えて、ライトの関係はボディ側にしたわけです。
動力関係はすべて床下です。電池は単3が2本。充電式なので、直列で2.4Vです。トグルスイッチをL型金具に取り付け、台車の隙間からレバーの先端を横に出しました。バックもします。
一応の完成とします。実物のある模型というのは、作っている間に、実車のことを調べたり、見知らぬ形のものがあれば、これは何だろう、どういった仕組みで機能するものだろう、と考えたりするのが楽しいのです。実車のとおりに作るつもりはありませんが、そういった道理を知ることが醍醐味です。
LehmannのVineta ― 2011年11月08日 11:08
非常に珍しいおもちゃを入手しました。たぶん日本にはほかに1台もないと思われるほどレアです。100年ほどまえにドイツのレーマンが作ったジャイロカーです。名前はVinetaとあります。井上氏から、その存在だけは聞いていましたが、写真ではない現物を見るのは初めてです。
弾み車のジャイロを回して倒れずに走る仕掛けですが、ジャイロモノレールではありません。ジャイロカーです。2輪では、レールの上を走るのは難しく、ジャイロと直結した動輪は、ステアリングが自由になっています。つまり、勝手気ままな方向へ走るわけです。手放し自転車と同じで、ハンドルがフリーになっている(レールの上にいない)から倒れないのです。
また、レーマンはこのほかに1輪のジャイロモノレールを発売していました(井上氏が所有)。1輪ならば、ピッチングが自由になるのでレール上でも倒れません。2輪では、そうはいかないのです。
アメリカ人が持っていた品です。1913年にアメリカ向けに製造されたようです。1912年のパテントとあります。
動輪は、ジャイロの弾み車をギアダウンしていて直結しています。やや噛み合いが悪いので、ばらして修理をする予定です。シンプルな機構なので、直せないようなことはないと思います。
dickins ― 2011年11月09日 09:10
オークションで入手した古いOゲージのシングルドライバです。見たことがあったので、70年代のライブスチーム誌を調べたところ、1976年2月号の表紙になっているdickins(何故か頭文字も小文字)という機関車で、記事によれば、1890年頃のおもちゃにインスパイアされて作ったものとのこと。その後のライブスチーム誌にこれのキットが売り出されています。ですから、35年以上古いということはありません。
アルコール焚き、あぶり焚きボイラ、レギュレータもなければ、安全弁もありません(オシレーチングエンジンのバネがその役目をするため)。シンプルそのもの。シリンダのロッド側に蓋があるので、まさか複動かと思いましたが、分解してみたらやはり片押しでした。
煙突はダミィで、ボイラに水を入れる蓋になっています。オシレーチングのバネは、シリンダの支点部のブロック内に収まっていて、なかなかお洒落なデザイン。全体に無駄のない配置で、設計者のセンスが窺われます(製作人はキットを組んだだけですが)。
バーナの芯を交換するために、アルコールタンクを外そうと思ったら、タンクは動輪軸が通っているため、動輪を外さないと取り出せません。ボイラはネジ1本で外れるので、こちらを分解しました。当時の芯はアスベストですから、新しいものに交換しましょう。屋外で走らせるには、風が弱い日を選ばないと駄目だと思います。
玉電とリスボントラム ― 2011年11月09日 17:28
ダブルフェアリィ ― 2011年11月09日 17:33
玉電とPandoraの動画 ― 2011年11月09日 17:42
玉電の方は、だいぶ走らせたあとで電池が減って遅くなっています。リスボンのトラムは電池が新しいので、やや速く、駅のポイントを上手く切り換えて追い抜きをさせて遊びました。玉電はライトが点いてます。
こちらは夕方に撮影。ボディが大きい割に32mmゲージなので、ゆらゆらと揺れるところが良い雰囲気です。気温が低くなってくると、蒸気がよく見えるので楽しめます。
こちらは夕方に撮影。ボディが大きい割に32mmゲージなので、ゆらゆらと揺れるところが良い雰囲気です。気温が低くなってくると、蒸気がよく見えるので楽しめます。
最近のコメント