グローエンジン機関車2010年09月12日 14:38

 以前に写真だけご紹介しましたが、ハイドマウンテン社のエンジン機関車を初めて走らせてみました。この会社は、例の変なシェイのメーカで、マニアックで素人臭い製品を作りますね。この機関車は、ダイキャストのボディやシャーシは(たぶん、駆動部も)、メルクリン製です。
 ボディのフードを外すと、ぎっしりとメカニックが詰まっていて、好きな人はたまらないでしょう。エンジンはラジコン用でOSの15(気筒容積2.5cc)です。燃料はグロー(メタノール系の合成)燃料で、ガソリンの10倍くらいします。この小さなエンジンで、発電機(モータ)を回し、台車のモータを駆動します。
 エンジンは空冷なので、ご覧のように冷却のためのファン(モータ駆動)がついています。プラグは回転が低いときだけ通電させますが、ある程度回転があれば、焼き玉の原理で回り続けます。
 始動は発電モータをスタータとして使い、搭載されている12Vバッテリィで回すので(プラグヒート用に別に単1電池2本も搭載)、ボタンを押すだけなのですが、なかなかそんなに簡単にはいきません。たぶん、グローエンジンを回したことがない人では、1日やっても始動できないでしょう。今日は、搭載のバッテリィが弱かったので、外部の12Vバッテリィで回しました(大きいバッテリィを使えば、かなり有利)。
 エンジンとモータの間に、モータよりも大きなジョイントがあって、フライホイールの役目をしています。エンジンは、フルスロットルにはならず、キャブを覗くと、ハーフスロットルくらいの設定です。これは、騒音と発熱の問題からでしょう。マフラはありますが、2サイクルなので音は大きめです。しかし、なによりそのサウンドが魅力なのですからね。
 排気は長い管を通って、中央の上部へ導かれます。そこから煙を上げて走ります。エンジンがかかってから、ボディを被せる手順になりますが、面倒なので今日はこのまま走らせました。
 スピードは一定で変える機構はありません(前進とバックの切り替えはあります)。スロットルを開き、エンジンの回転を上げれば、それに伴って少し速くなるようです。
 同じ機関車で中身がないトレーラがもう1台セットになっていて、繋げて走らせるみたいです(本物がそうなのでしょう)。それもまた今度。
 ライブスチーム同様に手間がかかり、そこそこ面白いです。ラジコンをやっている人は、エンジンが回るだけで楽しめるかも。のちほど、動画をアップしましょう。

動画をアップ2010年09月13日 07:24

 動いているところ、というよりは音ですね。エンジン音と、ファンのモータ音が重なっていて、ちょっとターボっぽい感じになっています。