Burlington Zephyr runs fast2024年02月18日 06:00

 エンジンの固着から蘇ったZephyr(ゼファ)を走らせました。12年ぶりくらいでしょうか。始動のためモータに外部から12Vを供給。同時にプラグヒートの1.5Vも。モータを回すとエンジンがかかり、その後は外部電源が不要となります。排気は屋根の上の4本のマフラから。
 最初、スピードが出すぎてカーブで危うく落下しそうになりましたので、その後はゆっくりめに走行。ラジコンではなく、スピードはマニュアルで設定します。先日のOBB 2095と同じ回路なので、受信機を繋げば即ラジコンにもなります。エンジン音は喧しいので、住宅地や都会での走行は無理でしょう。田舎の誰もいないところ限定です。作者の和田さんは、「これはコアレスモータだからね」と自慢されていました。懐かしい。
 連節車の3両編成で、後続の2両には動力はなく、先頭車のみに、4機の動力モータが搭載されています。50ccくらいの燃料で20分ほど走り続けます。もちろん、燃料を補給すれば、すぐに再スタート。バッテリィで動く模型では、こうはいきません。模型エンジン用に発売されているメンテナンスオイルなるものを入手したので、運転後はこれをエンジン内に入れ、固着しないようにします(効果のほどは不明)。
 さて、夜はこの機関車。サドルタンクを外したので初めてに見えますが、緑色のハンスレットとして先日(1/21の3枚めで)紹介しました。バーナのガスジェットが詰まっていたので、これをエアーで吹き飛ばして修復。写真はスチームアップのテストをしているところ。火室でガスを焚く形式なので、ブロアが必要です(手前にある器具がブロア)。あっという間に圧力が上がり、合格です。ただ、バルブタイミングがずれているようで、動きがぎくしゃくしています。さらに調整を要します。

Repairing the brakes of a Tiger tank2024年02月17日 06:00

 Tiger戦車の調整作業。だいぶ煮詰まって(つまり完成に近づいて)きました。内部を開けて見ているところで、右が前です。前の端に黄色のベルトが見えます。
 そこをアップ。実は、これがブレーキ。ギアがニュートラルのときに、ブレーキがかかるように設定。黄色は輪ゴム。この張力でプーリィにコルク板を当てて、摩擦を働かせます。左右それぞれにブレーキがかかります。どれくらいの効きめなのかは、走らせてみないとわかりません。コルク板は瞬間接着剤でアルミレバーに取り付けましたが、あっさりこれが取れてしまうだけかも。
 このところ楽しんだライブディーゼルで、OBB 2095とZephyrに搭載されていた電子基板が、ネットに出品されていたので落札しました。和田ワークスの製品です。マニアックなものが流通しているのがネットオークション。これを使ってもう一台、ライブディーゼルを作れます。エンジンとモータを入手し、それらの接合部を考えないといけませんが、既に4台もあるので、参考にして部品を集めましょう。
 リビングで微笑む駅長。後ろの椅子に乗っている丸いものはフリスビィ。

Good Helene and Bad Shay2024年02月16日 06:00

 先日、ドイツの人にデータを送ったBeckのHeleneを10年ぶりくらいに走らせました。まったく異常はなく、快走しました。古い製品ですが、頑丈に作られています。煙突の後ろのドームが、オイル入れになっていて、その横にレギュレータがあります。
 スリップ・エキセントリックという形式のバルブギアで、機関車を押した方向へ走るようにギアが切り替わる仕掛けです(動画参照)。そのスリップカムが、メインロッドと第2動輪の接点にあります。最近の製品では滅多に見られない形式。
 引いているのは、オープンの客車で、スイスの観光客車。日本ではこれを「トロッコ列車」などと呼びますね。乗客はウサギとゾウです。前の茶色の客車にネズミが乗っていますが。
 一方、このL型ボイラのワントラック・シェイは、スチームアップしても走りませんでした。まず、スチームアップに30分もかかり、火力が弱いことが判明(普通は5分くらい)。また、蒸気漏れもあり、エンジンはまったく動きませんでした。やはり諦めた方が良さそうです。このまえ、ギネスのトラムに乗っていた人が座っていますが、残念でした。

The old tank ran again2024年02月14日 06:00

 風がなく、比較的暖かい日だったので、再び1/12のTigerのエンジンをかけました。手前の黒いのがスタータ(セルモータみたいなもの)。上蓋は開けてあり、砲台は取り外しています。エンジンは一発で始動。
 ギアやプーリィのメンテナンスをした甲斐があり、軽快に走り出しました。ただ、方向転換しようとしたら、スティックが逆です。どうも左右のサーボが間違って逆になっている様子。これでは運転ができません。あと、気づいた点が1つ。カーブを曲がるときに、片方のキャタピラを前進させ、もう片方は止めるわけですが、今はニュートラルでフリーになっています。昔はニュートラルのときにブレーキが働く仕組みがあったような気がして、よく見てみると、そのブレーキシューが朽ちて、車内に落ちていました。摩擦を働かせるシューを作り直さないといけません。
 時間が余ったので、ガレージ前に積まれている枯木を、ハンディチャーンソーで輪切りにしました。マキタの製品を秋に購入し、初めて使いました。期待どおりの性能でした。この樹は、バットを作るときに使われるものらしく硬いので、手動切断では労力を要するので放置していました。
 紫陽花のドライフラワはさらに数が減っています。強風で飛ばされてしまうのです。それにしても、この冬は雪が降りませんね。

Live diesel Zephyr2024年02月13日 06:00

 Zephyr(ゼファ)は、エンジンが完全に固着していました。最後に走らせたのは10年以上まえのことです。この列車は連接車の3両編成で、製品は100万円以上しました。ただ、和田さんご本人から半額の中古品を譲ってもらったものです。中を見ると、エンジンDL(OOB 2095)と部品の構成がまったく同じ。燃料タンクやエンジンのファンカバーも同じです。やはり、あれも和田ワークス製だったということですか。それにしては、素人が作った感じだったので、たぶん、試作品だったのか、あるいは、動力装置だけを和田ワークスから購入して、LGBに組み入れたのでしょう。Zephyrのボディは別メーカのもので、しっかりとしたステンレス製です(これだけで数十万円かと)。
 エンジンを取り外して分解しているところ。オイルを入れて一晩寝かせてもまだ回りませんでした。
 これは後部のファンを分解し、中で固着していないか調べたところ。こちらはOKでした。
 エンジンの固着は解消し、再び組み立てました。一度走らせてみたいところですが、走らせたら、そのままだとまた固着します。燃料を完全に抜いて、エンジン内にガソリンか灯油を入れておくのが良いかと。それが面倒なら、このまま仕舞うこと。写真の手前はVT11.5、奥はボンネットDL(Union Pacific F7)。いずれも改造予定。