Lighthouses, gazebos, urethane belts, motor coils2024年03月07日 06:00

 トンネル山の上の灯台です。右の工場の屋根の雪は解けて不思議な形に。山は誰も踏み入れないので綺麗な(まるで大福のような)滑らかさを保っています。もちろん、大福を食べることはありません。今日は晴れて気温が上がりそう。広葉樹の枝の雪は落ちました。
 霧が出ました。暖かくなる前触れです。ガゼボの近辺。モミの雪はだいぶ落ちた模様。針葉樹は葉が出ているので雪の重みで枝が折れたり、全体が倒れたりします。そういうことがないように、進化した広葉樹は葉を落とすわけです。ガゼボの屋根の上の雪も薄くなりました。
 戦車のベルトをジグを使ってつないでいるところ。狭い場所で使えるように、ジグを小さく作りました。まえに張られていたベルトよりも5mm短いループにします。プーリィからベルトを外し、余裕を持たせて融着します。少しずつ短くできるので、微調整が可能。少しは滑りにくくなることでしょう。融着部の強度が出るのに1日かかります。走行テストは明日以降。
 こちらは、ツインエンジンを始動するときのモータですが、急に回らなくなり、分解したところ、3つあるコイルのうちの1つが断線していました。どうやら引っかかって切れた模様。半田づけでつなぎ直し、遠心力で外側へ伸びて切れないようにエポキシで固定してみます。無事に直る可能性は60%くらい。駄目ならモータを交換するしかありません。

Jig for joining urethane belts2024年03月06日 06:00

 ウレタンベルトを融着するためのジグを作りました。真鍮製です。写真は、ウレタンベルトを装着したところ。ベルトを押さえている部分は、位置決めのため下に細い丸棒が2本あります。
 ここへ、半田ごてを差し入れて、ベルト両側の端部を押し当てます。こての温度は250度くらい(比較的低温)。1mmほど溶けて周囲に広がります。
 そこでベルト端部を押し当てます。そのままの状態で10分ほど放置。ジグは、両方のベルトが一直線になるようにするためのもの。手で掴んでこれをすると必ずずれてしまいます。
 ジグから外したら、周囲に膨らんだ部分をニッパなどでカット。これで終わり。折り曲げたり、引っ張ったりして、強度を確かめておきましょう。このベルトは3mm径ですが、ジグは、2mmでも4mmでも使えます。

How to tune the engine indoors2024年03月04日 06:00

 なかなか日が差すような晴天にならないため、気温の変化が僅かで、ほとんど同じ風景のまま。積雪はだいぶ下がって25cmくらい。湿っているので、枝にものったまま。そろそろ鉄道の除雪をしようかな、と考えていますが、この深さの場合、小型エンジンの除雪機では荷が重いので、手作業で行う方が早いと思われます。まあ、3日か4日かかることでしょう。明日から始めましょうか。
 トンネル付近。山は綺麗な曲面になりました。除雪をすると、退けた雪(氷に近い)が堆積するので、凸凹になります。綺麗な雪景色は今のうちです。
 風車付近。倉庫と呼ばれている建物がすっかり雪に埋まっています。太陽光発電のパネルも雪の中なので、夜に照明が灯りません。風車は下がつっかえているので回らない状態。
 暖かい室内でエンジンを回して調整をしています。排気ガスだけを外に出します(ピンクの2本のチューブ)。ドアが少し開くので、隙間風が入りますが、それくらいは辛抱。10秒くらいは回るのですが、スロットルを変化させると止まってしまいます。高回転と低回転の燃料の濃さのバランスが悪い(ニードルの設定ができていない)状況。もう少し時間がかかりそう。

Urethane belt and voltage drop circuit2024年03月02日 06:00

 結局、昨日の夕方に雪は止み、積雪は40cmほどでした。今朝写真を撮ったときには、既に5cmほど下がって(つまり締め固まって)いました。どんどん低くなって、氷に近づき、そのうち上を歩けるほど固くなります。気温が高いから、雪が消えるまで2週間ほどでしょうか。停電もなかったし、車は普通に出ていける状況なので不便はありません。
 戦車の修理です。内部でベルトが滑っていることが旋回が上手くできない原因と考えられます。ベルトをかけ替えたいのですが、ギアボックスを分解し、しかも車輪を外さないと、輪になったベルトを入れることができません。ウレタンベルトは、熱で端を溶かしてつなぎますが、この作業をギアボックスにベルトを入れた状態で行う方が、作業として簡単かな、と思案中。
 ベルトは3箇所。左上のエンジンからの伝動部は、ベルトの輪が外せるので、既に張りを強くしたベルトに交換しました。問題は残りの2箇所。いずれも、多くの軸を外さないと輪として入れることができません。写真のように、プーリィから外して緩ませた状態で、切断し短くして、両端を融着する方法を試してみようと思いますが、それには、ジグが必要。これからそのジグを作ろうと考えています。それが上手くいかなかったら、キャタピラや車輪やギアボックスをすべて分解して、輪となったベルトを入れることになります(ベルトが切れたら、また分解ですが)。
 一昨日紹介した降圧回路を試しました。12Vで1.5Vのプラグを点火させられることを確認。この回路は、アウトプットの電圧と電流の上限が設定できます。ただ、インプットの電圧が変わったらやり直しになります。安い(2000円くらい)のでしかたがありません。ツインエンジンは、その後順調ですが、まだ燃料の濃さを調整しきれていません。

Toyan single cylinder 4 stroke engine2024年02月29日 06:00

 朝の写真です。奥が苔で手前は芝生で、いずれも凍っています。でも、気温はそれほど低くはありません。明日は雪が降る予報なので、いろいろ準備と心構えをしておきましょう。
 Toyanのツインは、まだ調整中ですが、同じメーカの単気筒エンジンを中古で入手しました。既に組み立てられていて、ベルトなどを調整するだけで始動できました。キャブレタが前面にありますが、多くの寸法がツインと同一のようです。ただ、セルモータがブラシレスで、こちらの方が新しい。たぶん、僕が買ったツインは旧型だったので安かったのでしょう。
 後部のタイミングベルトとファン。さすがに、左のプーリィは小さく、DOHCに見せかけてはいません。右の小さいのがブラシレスモータ。このメーカの技術力がだいたいわかったので、4気筒エンジン、水冷エンジン、水平対抗エンジンなども入手する予定。日本のメーカのように、耐久性やパワーはないかもしれません。しかも、ラジコンの自動車などに搭載するのではなく、エンジン単体で運転を楽しむためにデザインされているようです。随所に、そのような意匠が見受けられます。どうも、世界中で、ミニチュアエンジンのファンが一定数いるようで、多くの製品が発売されています。ディスプレィ用ならばまえから存在しましたが、実際に運転できるものが最近増えているようです。
 ツインエンジンのプラグヒートを安定して行えるように、降圧コンバータをAmazonで購入。モニタ付きで電圧や電流が表示されます。親電源は12Vにして、出力を1.5Vにセットして使用。プラグは1つが3Aくらい流れます。ツインだから、直列で3Vにする手もあります。こういった基板が数千円ですぐに買えて、すぐに届く時代になり感謝に堪えません。

Glorious morning garden and twin engine2024年02月27日 06:00

 半分くらいの確率で朝は濃霧なのですが、今日は晴れています(低温の証)。日の出の位置がだいぶ北寄りになりました。暖冬なので、苔も厚さを保っています。
 駅長は寒くても絶好調。庭で走り回るのが大好きです。風のある日も機嫌が良く、いろいろな匂いが届くことが面白いのでしょう。
 数日まえに紹介したDOHCっぽい外見のツインエンジン。なかなか調子が出ないので、分解を何度かして原因を調べました。下の写真がカムシャフトとカム。4つある丸い部分が、シリンダヘッドにあるバルブの上部で、吸排気の開閉を担っています。下にある2つがプラグ。
 ツインシリンダですが、キャブレタは1つ。調整は1箇所なので簡単ですが、逆に細かい調整ができない欠点も。キャブが2つあると、ツインキャブになります。普通の自動車のエンジンは4気筒が多いので、DOHCで1気筒を4バルブにすると、合計で16バルブになります。「16バルブ」というのが、スポーツタイプの代名詞でした。
 この小さな多気筒エンジンを作っているのは中国のToyanというメーカで、直列4気筒や、V型8気筒や、水平対抗4気筒なども出しているようです(値段はほぼ実物の中古エンジンくらい)。これと同じ2気筒で水冷もあるようです。模型用の小さなラジエータも発売されています。V型8気筒にはスーパ・チャージャのオプションもあります。

Newcomers and Nagoya City tram2024年02月22日 06:00

 Busy Bodiesをまた7人入手。このシリーズは、イギリスの庭園鉄道では非常にメジャな人形たちで、月刊雑誌に発表される個人の庭園鉄道でほぼ毎月見られるほど普及しています。作者はRob Bennett。レジン製で、16mmスケールか、7/8インチスケールのものが多いかと。欠伸軽便に50人くらいいます。一度集合をかけてみましょうか。
 こちらはJouef製のパノラマ・レールカー。フランスの車両だそうです。DC2線式で古い感じの走りでした。日本にはこの種の車両(単機で走る大型レールカー)はないと思います。
 先日紹介したブガッティのレールカー。サイドから全体を撮影。中央のキューポラの運転席がよくわかります。視界が悪くて運転しにくいのではないか、と思われるかもしれませんが、たとえば、イギリスの機関車にはヘッドライトがありません。危険な障害物を運転士が目視できたときには、ブレーキはどうせ間に合わない、という思想なのです。信号機が見えれば問題ない、というわけかと。
 これは日本の車両。名古屋の市電です。赤いラインは、ワンマンカーになったあとだったかと(違うかもしれません)。子供の頃に、今池から八事へ行くときに乗りました。

Twin engine test2024年02月21日 06:00

 昨日組み立てたエンジンを再度組み直し、これから始動テストをするところ。このまえOBB 2095で不具合があって取り替えたタンクを仮に使用。マフラ(サイレンサ)はなし。しかも室内(工作室)。回ったら、すぐ止めましょう。セルモータにバッテリとスイッチを繋ぎ、これからヘッドにプラグを取り付けます。左の方に2つある小さいのが点火プラグ。
 プラグに電気を流しつつ、セルモータを回します。爆発して、一瞬回ろうとしますが、持続しません。燃料と空気の割合が不適切かな。それから、どうもプラグヒートが上手くいっていない様子も。安定した1.5Vの電源が(2つ)必要です。しかし、回りそうだということはわかったのでひとまず安心。カムのタイミングも問題ない証拠。ただ、セルモータのベルトが滑って、変な音を立てます。ベルトの歯をなめてしまった様子。新しいベルトをネットで注文しておきました。トライアルはまた後日。タンクも新しいものを買いましょうか。
 またベッドを取られました。最初はしおらしい顔なのですが。
 すぐに豹変して態度がでかくなります(実はお腹を撫でてもらいたいポーズ)。

Small twin four stroke engine2024年02月20日 06:00

 1年ほどまえにAmazonで購入したエンジンのキットを組み立てています。中国製で2万円くらいでした。世界最小の直列2気筒4サイクルエンジンだそうです。感覚的に、日本製で完成品だったとしたら20万円は下らないでしょう(そういう製品をもう日本のメーカは作れなくなりましたが)。購入して、箱を開けても説明書にはURLしかなく、ネットを見にいっても、それらしい組立て説明がないので、困ったな、と思ったまま1年が過ぎましたが、最近、ようやくネットでマニュアルがアップされたらしく、組立て手順が判明。写真はクランクシャフト。向こうに見えているのがピストン。その向こうがシリンダブロック。
 4サイクルなので、吸排気のバルブがあります。そのバルブの開閉を行うカムがあって、それを動かすシャフトがエンジンの上の設置されています。こういうタイプを、オーバヘッドカムシャフトと呼び、OHCと略します。2気筒なので、バルブは合計4つ。1つのシリンダに2つの(吸気と排気)バルブが最低必要ですが、これを倍にして4つにしたら、吸排気量が増えてパワーが出ます。これを4バルブと呼び、その場合は、カムシャフトがもう1本必要になって、ダブルオーバヘッドカムシャフトとなり、DOHCと呼びます。スポーツカーはみんなこれですね。
 オーバヘッドのカムシャフトを回すために、下にあるエンジンの回転軸から、上までベルトで伝動します。この模型は、まるでDOHCのように見せたかったのか、上に2つのプーリィがあります(片方は空回りするだけ)。ついでに、冷却のためのファンも回します。空冷エンジンです。排気量は1気筒が3.5ccで、7ccくらい。ラジコン用語でいうと40クラス。
 反対側には、セルモータが設置され、これで始動します。その上に2つある穴は、プラグを取り付けるためのもの。その下の2本の突き出たパイプが排気口。マフラを付けないとうるさいことでしょう。いちおう組み立ててみましたが、再度バラして、オイルを塗りながら、組み立直すつもりです。この製品は、ラジコンバギーでの使用を想定しているようですが、エンジン単体でも遊べそうです。鉄道の機関車に使うのも面白そう。