ダブルフェアリィとフォーニィ2020年05月29日 21:17

 ラウンドハウスのダブルフェアリィ。大きく見えますが、実機は非常に小型の機関車です。中央の屋根はマグネットで装着。はずすとラジコンのバッテリィが見えます。ボイラは2機に分かれていて、それぞれガスバーナに点火します。レギュレータは1機、圧力計も1機ですが、水面計は2機あります。
 ガスタンクも前後に2機。ただガスバルブは1機。給油機は1機。前後の台車はボギィのように首を振ります。実機は、ボイラがキャブ中央にあるため、キャブ内で左右の移動ができません。運転士と石炭係は左右別々に乗ります。モデルはキャブが狭いためフィギュアが乗せられません。
 動力シャーシの裏側。給気はシリコンチューブ。バルブ切換えはラジコンサーボを台車に取り付けているので簡単です。このモデルは、ラジコン仕様のみで、マニュアル操作のものはありません。
 中央(キャブ下)。レギュレータのサーボが左に。シリコンチューブはガス用。銅管が蒸気用。非常に力の強い機関車で、ラウンドハウスらしい堅実なデザインと仕上がり。ちなみに、ボディのラインはプロにお願いして入れてもらいました(480ポンド)。
 アキュクラフトのフォーニィは、とにかく大きく、ほとんど3.5インチの機関車のようです。20kg近くあるため、持って歩くのが大変。たぶん、トレーラを作れば人が乗って走らせることができるでしょう。ガス炊きですが、一般的なセンタフリュー式ではなく、火室にセラミックバーナがあり、投炭口のハッチを開けて点火します。このため、圧力が上がるまでは写真のように煙突にブロアを装備して吸引します。圧力が上がれば、蒸気ブロア。走っていれば排気がブロアになります。
 リアに水タンクがあり、ハンドポンプを装備。この水槽にガスタンクが沈んでいます(タンクが冷えないように)。モデルはラジコンではなくマニュアルなので、ゆっくりとした走行の動画を撮るのが難しく、突っ走っているシーンになってしまいました。
 レールカーは、ずっと機関車仕様で運行しています。