エアテスト4機2014年12月14日 08:25

 最近入手したもののエアテストをしました。まず、1番ゲージのCタンク。自作品です。箱も綺麗に作られていました。大変快調。アルコール焚きで、スライドバルブの1気筒。スリップエキセン。
 この緑の機関車4-4-0は、テンダがあります。これも、同じくスライドバルブの1気筒、スリップエキセン。日本のモデラが作ったもので、科学教材社のパーツが多用されています。非常に滑らか。よく走るでしょう。
 とても動かないだろうと思われたロケット号ですが、エアでいちおう車輪が回りました。でも、ボイラも小さいので、走ることは無理でしょう。回転部の摩擦を小さくすることと、ピストンの精度を上げれば、なんとかなるかもしれませんが、ほとんど作り直しになります。パーツ取りだと思えば良いかと。
 この2気筒エンジンは、よくできています。左に、給水ポンプもあります。ピストンは複動なので、いずれの位置からも自己始動できました。リバース、リュブリケータもあります。

ドイツのジャンク2機2014年12月14日 16:04

 ドイツからジャンクが2つ届きました。いずれもライブスチームで、あちらこちら壊れていますが、直せる範囲だと思います。
 1つめは、Adlerという有名な古典機。シングルドライバの2-2-2。ちなみに、動輪にはフランジがありません。ガスタンクがテンダにあります。メルクリン製と聞きましたが、箱にはMetafotとあり、これがメーカ名でしょう。1番ゲージですが小さめです。機関車のダメージはバッファが一つ外れている(取れたパーツはあります)くらいで、すぐに直せます。これに付随していた客車が7両もあって、すべて金属製でした。たぶん客車の方が値段が高かったでしょう。そちらは、窓やドアが取れているもの、人形が外れているものが多く、直すのが楽しみです。
 さて、もう一つは、製品ではなく自作品で、なんと、BR05流線形です。軸配置は4-6-4ですが、カバーされて外からは見えません。この機関車は実機は3両製産され、この形は1号機と2号機です(3号機はキャブフォワード)。薄い真鍮で作られたボディはかなりパーツが取れていますが、取れたものはだいたい揃っているようです。そして、写真の左奥にあるのが中身です。
 もの凄く大きな長いボイラで、センタフリュー式のガス焚き。しかし、エンジンは、2気筒のオシレーチングのユニットなのです。これをギアダウンして動輪に伝えています。駆動するのは3軸のうち先頭の1軸のみ。これで走るのか、と心配になりますが、ラジコン仕様で、最新型の送受信機とサーボ一式がついてきました。ヘッドライトやテンダのライトもLEDで点灯します。走らなかったら、ここまでしなかったでしょう。
 写真にはテンダがありませんが、2軸と3軸の台車の5軸です。テンダのボディはほとんど全壊状態でした。ガスタンクや受信機、バッテリィが載ります。とりあえず、接着剤でパーツを付けるという、出土した土器を扱うような作業になりますね。走ったら見物でしょう。全長で80cm以上になる大型機です。