Wilesco Lucas2013年01月25日 15:05

 下回りを組み直し、ボイラのフィッティングもすべてやり直しました。悩ましかったのは、水面計で、写真のように、ガラス管に通したOリングを板で挟んでネジ留めするのです。いろいろ試したところ、ネジを締めると漏れるということがわかりました。軽く押さえるくらいが最適のようです。このサイズのライブスチームは、5インチよりもずっと圧力が小さいので、こんな適当な仕組みでも大丈夫ということのようです。
 ガスバーナも点検をしてから、ボイラに水を入れて、スチームアップしてみました。ジェットノズルは非常に細く、火力は大きくありません。2枚めの写真が圧力が上がり始めたところです。水面計からは漏れませんでした。しかし、逆転機やピストンバルブから相当漏れます。これは仕様の内ということでしょう。いちおう動輪は回りました。ぎりぎり走るとは思いますが、貨車を何両も引ける力はありません。
 その後、ディテールパーツを全部取り付けました。箱に入っていなかったのは、3つのランプの前に付くリングくらいです。サイドタンクに沢山の銘板が付いています。実機がこんなふうなのでしょうか。蒸気の排気は、左サイドのオイルトラップへ導かれ、下方向へ排気します。煙突から出るのはガスの炎の排気だけです。ですから、走っても、煙突が寂しい感じになるでしょう。
 Youtubeで動画を探しましたが、このLucasをラジコンにして走らせているものがあります。見つけた動画はすべて単機で走っていました。ボイラもエンジンも弱く、ピストンバルブが甘いという印象です。製品として長生きしなかったのは、やはり性能が悪かったからでしょうか。

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