Owainを走らせる2013年01月03日 13:56

 Owainを走らせました。客車や貨車を7両引かせましたが、もともと力の強い機関車ですので、問題はありません。
 ゆっくりと走らせることができるのが、「力のある」という証拠です。速く走ってしまっては、ナローらしくないですしね。
 今日は45mmで走らせました。走らせたときの気温は氷点下5℃です。この次は、32mmにします。

単気筒シェイの走行2013年01月05日 15:44

 これだけ減速しても力は弱く、貨車は引けそうにありません。止まりそうになっても、また調子が出たり、と波があります。止まってしまったときは、弾み車を回してやると、また走ります。排気管がないので、横に蒸気を噴出します。模型飛行機のようなエンジン音でした。



電動のサドルタンク2台2013年01月07日 09:47

 昨夜は、中古品で購入した機関車の修理をしていました。いずれも、16mmスケール(19分の1、32mmゲージ)で、モータで走る電動のものです。
 黄色いサドルタンクは、スクラッチビルドされたもので、2mm厚くらいのアルミでできています。精巧ではないのですが、そこがまた良い味で、手慣れた工作で仕上げられています。既成のパーツが多用されていて、こういうパーツが揃っているイギリスならではの作品。もともとは、後ろに見えるテンダ(こちらは木製)にバッテリィとラジコンの受信機&アンプが載っていましたが、機関車単独で走るように、電池とスイッチを載せる改造をしました。
 この赤い方は、ハンスレットのAliceです。ホワイトメタルとブラスでできているので、キットを組んだものでしょうか。こちらは、2線式でレールから集電していましたが、やはり電池を搭載して動くように改造しました。これと同じスケールのハンスレットのキットを組んだことがありますが、それとは明らかに別ものです。今度、並べて写真を撮りましょう。
 サドルタンクは被さっているだけで簡単に取り外せます。中には斜めにモータがあるので、その前のスペースに電池を入れました。Aliceの方は単4×4、黄色の方は単3×4で、いずれも6Vでスピード調節はありません。まあまあの速度で走るので、これで充分です。前後進の切換えだけは付けました。
 最後の写真は、Aliceのキャブ。エナメルの手塗りですが、レトロで良い感じです。これと同名の5インチのライブスチームも持っています。しかし、16mmスケールの(ハンスレットのオープンキャブで)ライブスチームはまだ手に入りません。何度かチャンスを逃していて、いつか入手したいと探しているものです。

Bassの走行動画2013年01月08日 12:51

 午前中は、Bassを修理して走らせました。バーナが強くなったせいで、スーパヒータの蒸気管が熱くなり、ジョイントのハンダが溶けるというトラブルが新たに見つかったので、そこを作り直しました。結局、その後、快調に走るようになりました(といっても、コースを2周くらいがせいぜいですが)。



Bassお色直し2013年01月10日 10:58

 だいたい2度塗りしたところです。写真では濡れているように見えますが、既に乾燥していて、持ち上げることもできます(だから、組み立てることができたのですが)。これが、この塗料特有の艶です。
 もう一度くらい、粗を直しつつ塗って終わりにします。下地が凸凹で、それを剥がさずに塗り重ねているので、これくらいが限度ですか。トーマスの友達みたいになりました。
 前のバッファは新しいパーツを付けました。これは塗らない方が引き締まるかなと。一方、後ろのバッファは、取り付けると、内側にナットが出て、アルコールタンクが入らなくなるので、今は付けていません。バッファ自体にネジを切れば取り付けられますが、スプリング式を諦めないといけません。

タンク車完成2013年01月19日 16:41

 パテのあと、サーフェイサを吹いて、その上にアイボリィを吹きつけました。
 タンクは、真鍮のバンドで固定してあります。
 いちおう完成ですが、レタリングを入れるかもしれません。

変な機関車2台2013年01月20日 20:34

 同じ作者によるものと思われる自作品2点。1つめは、Mamodの改良といえる機関車で4-6-0のテンダです。45mmゲージで、サイズ的には1番ゲージでしょうか。ポットボイラのアルコール焚き。しかし、火を入れた形跡はなく、タミヤのコンプレッサでは動きません。前途多難です。
 こちらがテンダです。なんの役目も果たしません。それでも、2つめよりは、まだ調整すれば走りそうな気配があります。
 2つめは、既に分解を始めてしまいましたが、0-6-0のサイドタンク機。キャブ内にV型2気筒のオシレーチングエンジンを載せていますが、どうやら片押しで、V型の意味はありません。エアテストでも動きませんでした。
 こちらは少し大きく、45mmゲージ、Gスケールでしょうか。やはりポットボイラです。アルコールタンクが前にあります。エンジンを外して調整が必要だと思われます。無理かもしれません。
 もう1台、Mamodの改造機を入手しましたが、これはなかなか斬新な作品なので、また明日にでもご紹介しましょう。

mamod改造車2013年01月21日 09:54

 Mamodの改造車だけでマガジンが隔月で発行できるのではないか、と思うほどファンも多いし、車両も沢山出回っています。Mamodが世界中で愛されている証拠です。
 これは、そのMamodを改造したサドルタンクです。45mmゲージのアルコール焚き。ほとんど原型を留めていないかに見えますが、下回りは二重構造になっていて、メインロッドやクランクシャフト、バルブシャフトなどはすべてダミィです(一番下の写真参照)。
 ボイラもサドルタンクにすっぽり隠れています。ドライバフィギュア(たぶん自作品)が乗っているのでスケールがだいたいわかりますが、おそらく、18インチゲージをスケールダウンした1/10ではないかと思われます。7/8インチスケール(13.7分の1)だと、24インチゲージをスケールダウンしたことになります。この人形がもともと大柄な人か小柄な人かによりますね。
 サドルタンクやキャブはブラス製です。ほぼ手作りだと思われます。サドルタンクのハッチ(前にある小さいもの)を開けて、チェックバルブから給水ができます。スチームドームの中には安全弁が収まっています。ドライバは、サンドドームのレバーを引こうとしているようです。圧力計はダミィです(接着が取れて傾いています)。
 かなり走り込んだ跡が見られます。このように、汚れていたり、錆びているものほど、よく走ったと判断ができます。また、うまく走らなければ、ドライバなどを作ることはありません。ジャンクを買うときには、綺麗なものほど、動かない可能性があると思った方が無難です。

変な機関車2台のつづき2013年01月21日 15:52

 昨日のレポートは、最初、これを32mmゲージと書いていました。2台とも45mmゲージです。
 昨日分解中の写真しかありませんでしたが、この写真がほぼ全体像です。ただし、サイドタンクが取り外してあります。エンジンがどうしても回らないので、今日は行けるところまで分解しました。
 ポット式なので、バーナでボイラを炙ります。今はまだ芯がありません。火を入れた跡はなく、一度も走っていないようです。
 それもそのはず、エンジンに致命的な欠陥が見つかりました。なんと、V型2気筒エンジンの給排気を左右対称に作ったため、左右のエンジンがそれぞれ逆へ回ろうとするのです。逆転機の次に給排気を振り分けるブロックがあって、内部が見えないので最初は気づきませんでした。かなり珍しいミスです。
 というわけで、この機関車は走った経験がないことは明らかです。とりあえず、片方のピストンの銅パイプを切断し、シリコンチューブでつなぎ直しておきました。エアーテストでは回るようになりました。上の写真で少し見えるチューブがそれです。分解してわかりましたが、エンジンも完全に自作品です。
 さて、もう1台のバトル・オブ・ブリテン風のMamodですが、こちらは、油を注したりバネを調節したところ、1kg/cm2ならば動輪が回るようになりました。はたして、炙り式ボイラにそれだけの力があるかどうか。

Wilesco Lucas2013年01月25日 15:05

 下回りを組み直し、ボイラのフィッティングもすべてやり直しました。悩ましかったのは、水面計で、写真のように、ガラス管に通したOリングを板で挟んでネジ留めするのです。いろいろ試したところ、ネジを締めると漏れるということがわかりました。軽く押さえるくらいが最適のようです。このサイズのライブスチームは、5インチよりもずっと圧力が小さいので、こんな適当な仕組みでも大丈夫ということのようです。
 ガスバーナも点検をしてから、ボイラに水を入れて、スチームアップしてみました。ジェットノズルは非常に細く、火力は大きくありません。2枚めの写真が圧力が上がり始めたところです。水面計からは漏れませんでした。しかし、逆転機やピストンバルブから相当漏れます。これは仕様の内ということでしょう。いちおう動輪は回りました。ぎりぎり走るとは思いますが、貨車を何両も引ける力はありません。
 その後、ディテールパーツを全部取り付けました。箱に入っていなかったのは、3つのランプの前に付くリングくらいです。サイドタンクに沢山の銘板が付いています。実機がこんなふうなのでしょうか。蒸気の排気は、左サイドのオイルトラップへ導かれ、下方向へ排気します。煙突から出るのはガスの炎の排気だけです。ですから、走っても、煙突が寂しい感じになるでしょう。
 Youtubeで動画を探しましたが、このLucasをラジコンにして走らせているものがあります。見つけた動画はすべて単機で走っていました。ボイラもエンジンも弱く、ピストンバルブが甘いという印象です。製品として長生きしなかったのは、やはり性能が悪かったからでしょうか。