石炭焚き16mmスケール2012年08月07日 14:56

 最近中古で入手した機関車です。模型店が試作で作ったものらしく、製品以前のもののようです。下回りは、Roundhouseを流用し、石炭焚きのボイラは完全に自作品。16mmスケール、32mmゲージ。
 サイドタンク両側に水が入り、軸動ポンプを備えています。外部ポンプで給水するチェックバルブも装備。そのほかは、水面計、圧力計、ブロア、逆転機、置換式給油機と順当なところ。
 キャブはオープンですが、サイドに丸い窓がある変わったデザイン。火室はけっこう深く焚きやすそうですが、火格子がやや貧弱で、下にあまりスペースがないのが心配です。整備をしたあと走らせてみましょう。

スチームトラム?2012年08月21日 14:23

 プロジェクト途中のジャンク品です。スチームトラムにできる素材。
 炙り式ボイラに、2気筒のオシレーチングエンジン。ただし、単動。また、1軸駆動です。
 バーナを作れば、すぐに走らせることができますが、上手く走るようなら、ボディを作りましょう。

Lyn and Taliesin2012年08月22日 16:27

 走らせる予定の機関車がアルコール焚きで、今日は風が強かったので延期。そのかわり、ガス焚きの機関車を2台走らせました。梵天坂線ではどちらも初走行です。
 緑の方は、AccucraftのLyn。赤い方は、RoundhouseのTaliseinです。後者は、「タリアシン」と発音すると思います。Lynは、2-4-2で、Taliesinは、シングルフェアリィの0-4-4。同じ軸配置のForneyと違い、動輪のフレームもボイラに対し回転する、Articulated(関節式)です。このモデルはラジコン仕様ですが、逆転機のサーボは、動輪台車に取り付けられています。
 キャブを見た写真。この頃、ほとんどのライブスチームがほぼ同じ機構になりつつあります。Lynの方には水面計がありません。Taliesinのガスタンクは、リアのコールバンカに。
 どちらも、客車はGarden Railway Specialistsの製品。緑はプラ製。赤は金属製です。ゲージはどちらも45mmです。2台とも快調に走りました。
 途中で雷が鳴り始めたので、それぞれ1回ずつで片づけることに。夏は、3日に1度は雷が鳴りますが、その後雨が降る確率は20%以下なのです。ですから、片づけたあと、芝に水をやりました。

Edward Thomas2012年08月23日 17:31

 今日は、午前中も午後も、小さい機関車を沢山走らせました。ゲストもいらっしゃったので、一緒に楽しみました。
 写真は、エドワード・トーマスです。久し振りの走行です。
 キャブの中。この機関車はラジコン仕様ですので、レギュレータのレバーはサーボとリンケージしています。
 白と赤の4両の客車は、木製で、キットを組んだものだと思います。ゲージは32mm。
 最初の客車は3等車。
 次が1等車。見たところ同じです。たぶん、シートのクッションが違うのでしょう。
 3両めは、シートが両サイドを向いている車両。窓ガラスもなく、吹きさらしです。本来は、これが3等車じゃないかと思いますが。
 4両めは、少し大きくて、前半分が客車、次が荷物室。後部は、ブレーキをかけるための車掌車です。

炙り式ボイラ2012年08月23日 20:38

 シャープナ号です。これは、Mamodの貨車に、斉藤のボイラと1気筒エンジンを載せた自作のスチームトラムです。運転士は、パーカ。
 シャープナ号のアルコールバーナを借りて、先日入手した下の写真のトラムも走らせました。いずれも、スピードが大変速く、正直なところもう少しゆっくり走ってほしいのですが、蒸気を絞る余裕はありません。
 炙り式なので、風で炎が煽られます。炎が外に出て、周囲のものを焦がすことになります。酷いときは、塗装が燃えます。こうしてみると、最近のガス焚きボイラがいかに安全かがわかります。

ダージリンもどき2012年08月27日 15:29

 先日紹介だけした機関車を、本日走行させました。Mamodのパーツを使って、インドのダージリン風に仕立てた自作品です。炙り式ボイラのため、サドルタンクも、炎を包み込むような形状になっています。蒸気ドームがある部分だけ、ボイラが剥き出しになっていて、熱効率が悪いわけですが、どうしてもダージリンにしたかったのでしょう。
 走りましたが、アルコールタンクが小さくて、沸騰するまでに一度補給する必要がありました。それに、長くは走れません。力も弱く、貨車2両を連結すると加速ができません。つまり、一定速度になるまで最初は手で押してやる必要があります。複動エンジンなので、ややもったいない感じです。バーナを直せば、良くなるかもしれません。
 自作ライブスチームの問題で一番多いのは、火力不足だと思います。

Junbo and Stirling Single2012年08月29日 13:09

 今日走らせたのは、いつもよりも少し小さいスケールの1番ゲージです。45mmゲージなので線路の幅はGゲージと同じですが、縮尺が小さいので機関車は一回り小さくなります。ナローではなく、スタンダードの機関車です。
 2台とも日本のアスターの製品で、赤い方がジャンボ、緑はスターリング・シングル。アルコール焚きです。どちらも、客車を引いて飛ばし気味で走らせると似合うでしょう。
 ジャンボの方がスリップエキセントリック式、いずれも軸動ポンプを装備していて、テンダの水タンクからボイラへ給水しながら走りますので、長時間走行が可能です(ジャンボには水面計がないので、勘が頼りですが)。名機スクールズに迫る気持ちの良い快走をしました。

RegnerのVictoria2012年08月31日 16:56

 ドイツのRegnerのVictoriaです。縦型ボイラでガス焚き。2気筒のオシレーチングエンジンも縦置きです。
 ボディがクールですが、これはRegnerのデザインというわけではなく、イギリスの古い雑誌にも同機が登場しているので、復刻したといったところでしょうか。
 減速しているため速度は遅く、また振動しながら走ります。あと、屋根が熱くなるので、レギュレータを操作するときに、手袋をしていないと屋根が取り外せません。ライブスチームをするときは、手袋をしているのが普通ですが。
 その屋根を取ったところの写真です。煙管はストレートに4本。左がエンジンで、右にガスタンクがあります。どちらが前なのかわかりません。だいたい、圧力計がある窓を前にしています。
 2軸の伝動はサイドロッドです。45mmゲージにしてありますが、32mmにもなります。