謎のスチームトラム ― 2012年05月02日 14:43
奇妙なスチームトラムを入手しました。サイズは16mmスケール、32mmゲージ。動輪は見えませんが、0-4-0です。
これは、もう完全にマニアの自作品。ボディは1.2mm厚くらいの鉄板で、かなり頑丈です。しかし、分解が楽だったり、運転がしやすいデザインがされていて、相当手慣れた人が作ったものに見受けられます。塗装はエナメルの筆塗りでしょうか。ラインは烏口を使ったみたいです。レタリングが手書きですが。
後部の屋根がハッチになっていて開きます。ガスタンクと給油機があります。圧力計もありますが、水面計はありません。
エンジンは、前部にあって、オスモータ(オシレーチングエンジン2気筒のユニット)です。これからギアダウンしています。外から見えませんが、サイドロッドがあります。逆転機も後部のキャブへリンケージされています。
屋根を外したところです。銅のボイラはけっこう長くて大型。アキュクラフトのパーツかもしれません。
さらにボディを外したところ。蒸気管がボイラの横を通り、一度煙室に入っています。スーパヒータということでしょうか。
走っているところは、また後日……。
超高速試験車の動画 ― 2012年05月11日 08:48
シンプレクスと標識完成 ― 2012年05月16日 08:25
Hunslet Charles ― 2012年05月20日 16:54
サドルタンク ― 2012年05月21日 13:15
名前のない機関車です。以前に、動画をアップしています。
アルコール焚きなので、風のない日に走らせます。タンクのアルコールの液面が高く、気圧を調節して少しずつ下のサブタンクへ落とす機構(アスターのタンク機に多い)です。特に、このタイプのタンクで取外し式のものは、一つ間違えると、アルコールが漏れて、引火すると線路を溶かしてしまうことがあります。ライブスチームでは、アルコール焚きは慎重に扱う必要があります。
2回めの走行でしたが、まえよりもずいぶん滑らかに走りました。オイルが回ってきたのでしょうか。もう少しバーナが強力な方が力が出るでしょう。次はバーナの芯を取り替えてみましょう。
Mojo ― 2012年05月23日 10:27
サドルタンク3機 ― 2012年05月26日 13:27
Poterのサドルタンクのライブスチーム、いずれも45mmゲージ、ガス焚きです。久し振りに運転しました。
最初の黒い亀の子は、Wright Scale製。ずんぐりとしたプロポーションで、いかにもナロー(ロギング)らしい雰囲気です。
実機はかなり小さい機関車だったはずです。Hunsletのように、シリンダが斜めに取り付けられています。
同じ機関車ですが、塗装違いのもの。
キャビンにはフィギュアを立てるスペースもありません。
こちらは、Accucraftの機関車をベースにして改造したBagnal風のロコ。人形も自作です。
同じサドルタンクでも、一気にイギリスっぽい雰囲気になります。色だけではありません。
並べてみると、大きさの違いがわかります。つまり、バグナル風は、相対的によりナローなのです。もちろん、スケールが倍近く違っています。亀の子の方は、ボディに比べると、さほど狭軌感はありません。
ダージリン風 ― 2012年05月28日 10:10
ヒマラヤ鉄道のダージリン風の変な機関車を入手しました。ボイラやエンジンはMamodのパーツを使っていますが、フレームは自作のようで、Mamodよりはやや長くなっています。アルコール焚きで、前部のサドルタンクのところと、後部のコールバンカの部分で、ボイラに炎が当たるようになっています。
ゲージは45mm、屋根も低く、小さく見えます(RoundhouseのDarjeelingよりずっと小さい)。削り出しのスチームドームから実際に蒸気を取り出し、一度炎を当ててからエンジンへ送ります。逆転機構はMamodと同じ。自作品だと思いますが、工作は見事で、手慣れた感じがします。構造はしっかりとしているし、塗装も非常に綺麗です。
走りは完全にMamod。とても快調でした。ただ、アルコールタンクが小さいため、圧が上がったところで、燃料を追加する必要がありました。
Rounhouse Carrie ― 2012年05月29日 10:43
RoundhouseのCarrieです。この機関車は、初めてRoundhouseから直接新品を購入した記念すべき一台で、当時買える車種の中で一番好みだったものを選びました。色も指定をして買ったものですから、すべて好みにぴったりなのです。
30年ほどまえに、同社からPooterという名のアルコール焚きが発売されていて、キャブ前面が丸窓でしたが、ほとんどこのCarrieと同じ形です。その後も2、3度再生産され、Carrieの名になったのは2005年です。ですから買ったのは7年まえということです。当時はまだポンドが200円くらいしたと思います。
幅があって、大柄ですが、どっしりとした安定感のある走りで、走行性能は申し分ありません。45mmゲージのガス焚きです。
Isle of Man Peveril ― 2012年05月31日 13:56
待ちに待った機関車が届きました。Accucraft UKの新製品で、マン島のPeveril 2-4-0です。 以前から、電動バージョンは発売されていましたが、ライブスチームで製品化されるとアナウンスがあったのは1年以上まえだと思います。予約をしても発売に至らない場合も多いので、実際に製品になってから購入しようと待っていました。イギリスの模型店では、昨年末頃に予約を取り始めました。しかし、発売が5月だとあったので傍観していたのです。ところが、5月になってみると、メーカはもちろん、有名模型店でも軒並み売り切れです。ネットで探して、マン島にある模型店にストックがあることがわかりました。もともと、この店がAccucraftに製品化を持ちかけたようです。
マン島の蒸気鉄道に乗りにいったときには、この赤い6号機peverilは、Port Erin駅のミュージアムに展示されていました。色違いの機関車は、Douglas駅で実際に動いていて、機関庫に入れてもらって撮影もできました。傾いた小さなシリンダとアウトサイドフレームの先輪、そして横から見ると丸い屋根が特徴です。
このモデルは、15mmスケール(20.3分の1)で、ガス焚き、45mmゲージです。非常に繊細なディテールで、塗装の質感も素晴らしく、低価格がとうてい信じられない出来映えです。ほとんどケチのつけようがない製品と思われますが、無理に疑問点を挙げるとすれば、同じメーカから発売されているマン島の客車と、カプラの高さが全然合わないことでしょうか。たぶん、スケールを優先したのでしょう(無理に連結できないことはありません)。
屋根は前に開きます。水面計、圧力計、給水用チェックバルブ、置換式給油機、などを装備しています。購入したのはマニュアルですが、ラジコン装備も用意されています(最近はRC組込み済みがごく当たり前になりました)。右側に人形を立たせるスペースもあります。
ボイラに水が200ccくらい入り、ガスがなくなるまで20分以上走りました。走行性能は申し分ありません。動輪径の割にシリンダが小さいので力不足を心配していましたが、そんな傾向は見られませんでした。
これが、キットで30万円くらいならさほど驚きません(その値段でもたぶん買っていたでしょう)が、完成品で12万円ほどなのです。イギリスから日本への送料、手数料などを含めても15万円くらい。長くこの趣味を楽しんでいる人には、驚きの価格だと思います。ただ、限定生産品なので、入手したい人は急いだ方が良いかと。
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