Judith Mのディテール2012年01月03日 10:03

 キャブ前面の丸い窓は、回転して開きます。中央にあるホィッスルは実際に稼働するもの。
 蒸気ドームには2つの安全弁。その前にあるのは、サドルタンクの吸水口で、閉まるときにスプリングが効きます。
 機械式リュブリケータは、クロスヘッドの動きを取っています。わざわざ中間にアームを介していて、ストロークが調節できます。先日佐藤氏に作っていただいたのと同じく、2本のピストンを備えた給油機構で、それぞれのバルブ室へ潤滑油を送っています。左から来ている赤いロッドは、ドレンコック開閉のためのもの。ネームプレートが隅にある理由はわかりません。どうして真ん中にしなかったのでしょう(たぶん、実機を真似ているものと思いますが)。
 キャブの前にインジェクタがあります。サドルタンクからの給水バルブは回転式のもので、実機と同じです。キャブの真下にあるネジ棒とアームはブレーキで実際に作動します。その奥の配管は、軸動ポンプのリータンバルブ関連。メーカーズプレートは中央ですね。
 写真では取り外していてありませんが、ハンドポンプレバーを付けたときの床板と、付けていないときの床板の2枚が付属していました。レバーが通る穴があるものとないものの2種類です。こういうところに、製作者の几帳面さが現れています(自分だったら、絶対に1枚で済ませるでしょう)。