3月の雪 ― 2011年03月01日 08:40
スチーブンソン・バルブギア ― 2011年03月01日 13:23
ボールドウィンのオプション改造の続きです。
第2動輪を完全に分解し、エキセンなどをすべて入れ替えます。下の写真の左が取り外した部品(スリップエキセントリック式)、右が新しく組んだところです。前後進の切換えをするために、エキセンの数は倍の4個(軸動ポンプ用にさらに1個)になります。
たしか、最初のキットではこのエキセン周りは組み立て済みだったと思います(組んだ覚えがないので)。左右動輪の位相も調整済みだったわけですが、今回完全に分解しましたので、あとで、その位相の調節が必要になります。
下の写真がフレームに組み込んだところです。加減リンクやリバースのリフティングの辺りが大変込み入っていて、この狭いところによく収まったと感心します(写真にはありませんが、さらにここに軸動ポンプが付きます)し、これをキットで組ませるための部品の精度も凄いと思います。
今年は、5インチゲージのボールドウィンB1タンクを作り始める予定です。構造的には、このアスターの機関車とほぼ同じですから、大変参考になります。
早朝の散歩 ― 2011年03月02日 07:59
下回りほぼ完成 ― 2011年03月02日 09:19
アスターのボールドウィンは、バルブギアの改造がほぼ終わり、エアテストも良好でした。スリップエキセン式のときに調整したスライドバルブのストロークはそのまま、今回のスチーブンソン式でも活きます。各部の寸法が同一なので、ニュートラルさえ合えばほとんど無調整でOKです。それだけパーツの精度が高いともいえます。
下の写真は、逆転レバーがついたところ。また、軸動ポンプも再度取り付けました。
キャブ内の逆転機は、レバーではなくネジ式です(下写真の左)。このまえまでは、機関車を押した方向へ走っていたわけですから、それに比べると、前進から後進へ切り換えるのにけっこう時間がかかりますが、動作は確実ですし、機構的に格段に面白くなりました。
動力装置は完成したので、ネジの増し締めをしてから、下回りのディテールアップ・パーツを取り付けました。シリンダカバーやドレンコックも(もちろんダミィですが)装備。下の写真で後ろに赤いパーツが見えますが、火室サイドのディテールです。
そうそう、アルコールバーナの取付け方法が強化されている改造は良いと思いました。ちょっと弱いのでは、と思っていた箇所だったからです。
このほか、排気の勢いで回るファンが煙突内に付きます。蒸気を冷まして煙を見えやすくする装置だとか(実機では火の粉の飛散を防いだのでしょうか)。ボイラ周辺の細かい配管などもディテールが加わっています。かなり沢山のパーツがあり、それらはまだこれからです。
ところで、先日(2/28)書いたボイラ後部の錆びて取れてしまったビスですが、M2ではなくM2.6でした。M2.6はステンレス製の手持ちがなく、ネットで注文中です。このネジの穴はボイラ内へ貫通しているようです(水面計内部に錆が少し見えます)ので、ネジが取れた状態では運転ができません。もし知らずにスチームアップしていたら、おそらくネジの頭が飛んで、お湯が吹き出るトラブルになっていたでしょう(キャブ内ですから危険はありませんが、水浸しになります)。この機関車を持っている人は、早めにステンレスのネジに交換した方が良いと思います。
レディ・マドキャップ快走 ― 2011年03月02日 16:07
ボールドウィンは、ボイラ後部のネジをとりあえず普通のもので代用して、今日走らせる予定でしたが、キャブやディテールを組み立ててしまうと、ボイラのネジを交換するためにまた分解しなければならないので、ステンレスネジが来てからにしました。
時間ができたので、先日のリベンジでレディ・マドキャップをスチームアップ。奇しくも、ボールドウィンと同じくボイラ後部のネジの劣化がトラブルの原因でした。45mmゲージでは普通ですが、5インチくらいの機関車のボイラにネジ穴があいているのか、と思われるかもしれませんが、けっこう、ハッチなどの取付け用のネジがボイラに直接(ブッシュではなく)あいていることがありますね。まあ、ネジがしっかり締まっていれば大丈夫だ、ということでしょう。
今回はトラブルもなく圧力が上がり(バルブなどから少々の漏れはありますが)、快調に走行しました。雪道だったのですが、スリップもせず、上り坂もOKでした。また、ドンキィポンプも快調(この機関車は軸動ポンプがないので、ドンキィポンプが命綱です)。見送り式の給油機もしっかり働いていました。
メリハリがあって、心地よいリズミカルな音がします。ボイラは大変よく燃えるので、石炭を選びません。スチームアップも早い方だと思います。レギュレータの操作が敏感でやや運転が難しいくらいが欠点ですか。
サドルタンクの上の塗装が剥がれてきたので、数年まえにエナメルで応急措置をしましたが、そのままになっています。本当は、サドルタンクとキャブのフェンスを塗り替える予定だったのですが、今や欠伸軽便で唯一貴重な黒い蒸機なので、思いとどまっている次第です。
レディ・マドキャップの動画 ― 2011年03月03日 08:10
昨日撮影した動画です。ELやDLに比べて、ライブスチームは運転が難しいので(特に、梵天坂線が難所の連続ですから)、操作をしつつデジカメ片手に撮影をするのが一苦労。先日も、Jackで良い動画を撮ったつもりでしたが、あとで見たら、レンズの前にストラップがずっと垂れていました。
レディ・マドキャップは、以前の弁天ヶ丘線でも雪の日に運転をしたことがありました。ですから、Queen of Snowとかって名づけても良いかも。
もう1つの動画は、停車中にボイラへの給水のためにドンキィポンプを動かしているところです(動画としては音だけですね)。走行しながらでもできますが、とても動画は撮れません。チェックバルブがときどき踊っていて、もっとポンプのスピードを変えた方が良いのですが、やはり動画撮影中なので、そのままです。
このドンキィポンプも、それからインジェクタも、ボイラの蒸気の圧力で、その同じボイラの中へ水を押し込むわけですね。どうして、その圧力が同じ圧力に勝てるのだろうって、考えてみたら、ちょっと不思議な感じがしませんか?
レディ・マドキャップは、以前の弁天ヶ丘線でも雪の日に運転をしたことがありました。ですから、Queen of Snowとかって名づけても良いかも。
もう1つの動画は、停車中にボイラへの給水のためにドンキィポンプを動かしているところです(動画としては音だけですね)。走行しながらでもできますが、とても動画は撮れません。チェックバルブがときどき踊っていて、もっとポンプのスピードを変えた方が良いのですが、やはり動画撮影中なので、そのままです。
このドンキィポンプも、それからインジェクタも、ボイラの蒸気の圧力で、その同じボイラの中へ水を押し込むわけですね。どうして、その圧力が同じ圧力に勝てるのだろうって、考えてみたら、ちょっと不思議な感じがしませんか?
ボールドウィン改造終了 ― 2011年03月03日 17:38
晴天で日差しが暖かいのですが、最高気温は−4℃で、ちょっと外では遊べません。日向の雪もまったく解けません。見た目とは違う環境です。
ステンレスのビスが届いたので、ボールドウィンを組み立てました。ボイラやキャブを固定してからディテールパーツを取り付けます。逆にいうと、メンテナンスのためにキャブを取り外すには、ディテールパーツの大半を取り外さなければなりません。多くはエポキシ接着剤で固定してあるので、キャブを取り外して元に戻すには時間かかります。できるだけ、そういうことがないように願いたいところですね。
発電機からの電気配線(もちろんダミィ)などが加わり、ディテールは豪華そのもの。素晴らしいといえば素晴らしいのですが、オプションも合わせるとキットでも26万円もするのですから、当たり前といえば当たり前かも。まあ、ごちゃごちゃしているのは、それだけで雰囲気が出ますので、実物どおりかどうかなど無関係に楽しくはなります。
前後進を切換えるには、キャブの中へ指を入れて、逆転機のハンドルを回転させます。そうそう、この逆転機も、キャブを取り外すときには、分解しないといけません。
ところで、この機関車は、上の写真のように後ろから見た感じがとても良いです。アメリカのフォーニィに近いスタイルにも見えます。後ろが重くないのかな、と心配になります。
オプションのパーツを追加したことで、走らせて遊ぶことよりも、機構の充実やディテールの精確さへややウェイトが移ったでしょうか。もう初心者向けとはいえません。実物のこの機関車に首ったけだ、という方には掛け替えのないモデルにはちがいありません。
アスターホビーからメールをいただき、例のボイラ後部のネジは、新しいキットでは、錆びない真鍮製に変更されているそうです(安心しました)。「錆でダメージを受けた部品も新しいものを送ります」との丁寧なご提案もいただきました。とてもありがたいことですが、僕はこの機関車はもっと汚くなってほしいと思っているクチなので(笑)ご辞退しました。ネジを交換したい方は、アスターに連絡されるのが良いでしょう。
さて、暖かくなったら運材車を引かせて走らせようと思います。
修理と計画 ― 2011年03月04日 11:09
先日スチームアップを試みて途中で断念したスチームローラです。まず、大きなローラの車軸がロックしていて、油を注してなんとか回るようにしました。エンジンではなくローラが固かったようです。それから、蒸気漏れがあった5箇所ほどをシーリングし直しました。
ちょっと気になったのは、ボイラ上部の煙室に溶けたハンダが少し落ちていたこと。どうも、その上のドームの金具の接続にハンダが使われているようです。最も熱くなるところだから、ハンダでは無理です。そういう不注意な処置をする人が前オーナだったわけで、同様のことが他所にもあるかもしれません。

とかいいながら、自分も凡ミスをしていました。新しく作った金具にパイプを差し入れただけでロー付けをまだしていなかったのです(すっかり忘れていました)。どうりで蒸気が漏れるはずです。運転はまださきだと思っていたのに、別の自分が「お、今日はいけそうだ」と勝手に火を入れてしまった、ということですね(多重人格のせい)。
そろそろ5インチの機関車の製作を始めたいところですが、フライス盤を購入する予定なので、それが来てからにしよう、と思っています(未発注)。それで、そのフライス盤をどこに置くか、ということであれこれ考えていますし、決まったら片づけもしなければなりません。工作室内が暖かくてベストですが、やや手狭です。第一候補は、工作室からガレージへ出たところで、今は大型のコンプレッサと人形が置いてあります。冬でもそれほど寒くなかったので、ここにしようかな、と検討中。なにしろ重い機械なので、一度設置したら、簡単には動かせないのです。
ちなみに、このコンプレッサも旋盤と同様に砂川氏から譲り受けたものです。エアテストでよく使いますし、塗装もこれで行います(200V仕様)。人形の足許にあるのは、蒸留水製造機。これで作った水だけをライブスチームに使っています。4リットル作るのに約5時間かかります。
木曽森林の客車 ― 2011年03月05日 11:26
運材車とボールドウィンが揃ったところですが、たしか木曽森林の客車があったはずだ、とガレージを捜索(ちょうど、片づけ中なのです)。すると、なんと4両も出てきました。2両は持っているだろう、と思っていましたが、自分が恐ろしいです。
そして、昨年発売になった同型の客車の新しいキットが、何故か今日届きました。グッドタイミングです。新しいものは、もちろん台車が全然違います。ボディは手摺が付いたくらいで、ほぼ同じですが、少し丈夫になっているような気がします(板厚が違うのかな)。
というわけで、5両めになりますが、さっそく組み立てることに……。
台車は運材車と同じです。問題の車軸受けですが、なんと、改良されていました。ブッシュの部分が黒くなく、測ってみたら穴の径も2.1〜2.2mmと、0.1mmほど大きくなっています。
でも、固定してみたら、(かなり良くなりましたが)やはりまだ少し固かったので、結局2.2mmに広げました。2.2mmならば、なにも気にせず組んでも、気持ち良く車輪が回ります。
そうそう、面白いことがありました。軸受けを取り付けるときに使うM1.7のナットなのですが、まえにも書いたように、ペンチかピンセットでナットを差し入れて、ネジを回す、という修行的作業で、今回何度も失敗してしまい、自分の不器用さに呆れました。どうしても上手くいかないのです。
しかし、ついに自分以外の原因を突き止めました。なんと、ナットにネジが切られていなかったのです。こんなことってあるのですね。僕は初めてです。まあ、こういうときのために余分のパーツが入っているので、問題はないのですが、想像もしていなかったので、とても驚きました。以後、頭の隅に置いておきましょう。
1.7mmだと、ナットの中がほとんど見えないので、見た目ではわかりません。右が不良品です。念のために書いておきますが、これはメーカの責任ではありません。単に「良い経験」を書きたかっただけですので誤解のないよう。
トラブルもミスも常にあるものだ、という心構えが大事です。何事も驕っていはいけません。
ボールドウィン不調 ― 2011年03月05日 15:32
運材車8両、客車5両が揃ったので、午後からいよいよスチームアップです。気温は2℃。風があって、ちょっと寒いです。写真は勇ましく全部連結して撮りましたが、走らせたときは、運材車だけです。走ることは走りました。しかし……。
水面計の水面が動きません。どうも、例のネジの錆がボイラ内で回ったのか、水面計のパイプが詰まっているようです。上は開けられましたが、下はキャブを外さないと無理です。
それから、リアタンクに水を入れたら、キャブ内へだだ漏れしました。これについては、今回分解していないところなので心当たりがなく、もう一度確かめる必要があります。リアタンクは空、軸動ポンプは空回り状態で、走らせたわけです。
そういうわけで、コースを2周したところで終了。もう一度分解して、整備をし直す必要があります。取り付けたディテールもほとんど外すことになるので、時間がかかりますね。
今月のGarden Railways誌に、アキュクラフトのドックサイトのレヴューがあって、「問題点」として、バーナにアクセスするのにキャブを外さないといけない、と書かれていました。そんなことが問題になるのか、と感心しましたが、やはり、走らせて楽しむライブには1つの条件なのでしょう。このボールドウィンは、なにをするにもキャブを外さないといけませんが、それを元に戻すのに(僕なら)5時間くらいかかります。
さて、せっかく列車を編成したので(連結させるのが大変でした)、ラウンドハウスのジャックに引かせてみました。全部金属製の車両で、手で引いてもかなり重いのがわかります。ボールドウィンは運材車だけでも重そうでした。
前進も後進も試しましたが、列車を引いて走ることができました。カーブではスタートできませんが、直線ならば自力で加速します。凄いですね。
バーナの火を止めると、コースをほぼ1周してから停まりました。その状態で、連結を放して機関車を単独にすると、さらに1周以上快走しました。それだけ負荷があったということです。
さて、今夜から、ボールドウィンを分解しましょう。「やる気」はあまりないのですが、やっているうちに出てくると思います。






























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