ボールドウィンB1タンク2011年02月28日 17:28

 運材車が揃ったので、次はボールドウィンの改造です。オプションキットを1年もまえに購入したままでした。ディテールアップの部品もありますが、スリップエキセントリックを、スチーブンソン式のバルブギアに改造する点が大きな違いです。
 アスターのボールドウィンといえば、ずっとまえ(もしかして70年代?)に写真の奥にある機関車が発売されていました。もの凄く欲しかったのですが、当時は買えませんでした(どこで買えるのかもわかりませんでした)。その後悔のためか、最近になって(といっても10年くらいまえですが)中古で3台も入手したくらいです。一昨年に出た木曽B1は、この後継ですが、ほとんどの部品が新しくデザインされている、まさに決定版です。
 これが古い方の裏側。バーナが第2動輪の前まで来ていて、ボイラの煙管4本に炎を吸い込ませます。炙り式に近いタイプといえます。右が第1動輪です。
 次の写真が新しい方。スリップエキセンのバルブギアは同じですが、軸動ポンプが付きました。また、ボイラは火室が後部に突き出て、炎を迂回させる本格的なタイプになったので、バーナも後退しています。
 というわけで、分解しました。動輪周りの基本的な改造のため、ほとんど作り直しに近い作業になります。キャブを外し、ボイラも煙室も取り外しました。いろいろ忘れているので、組立図を見ないと、どこのネジで固定されているのかわかりません。
 この機関車は、3回か4回走らせ、その後1年ほど棚に飾ってありましたが、一箇所錆びているところがありました。ボイラの後ろで、火室が回り込むところです。ステンレス製の板を留めているM2.6ネジが2本とも完全に錆びてしまいました。頭は残っていましたが軸はなくなっています。一番高熱になる部分ですから、しかたがないでしょうか。ステンレスのネジに交換しておきましょう。