双頭のシェイ2011年02月04日 14:45

 SLの形式のうちではシェイが最も好きで、ライブスチームは15台くらい、電動ならば40台くらい持っていると思いますが、そのシェイの中でも最も好みなのは、ミシカル2号機です。5インチのピンク・シェイがそうですし、アキュクラフトからも同型が出ています。後ろが2段タンクになったオイル焚きが良いですね。ストレートの網の煙突がお気に入りです。最初に手に入れたシェイも、乗工社のこのタイプでした。
 アキュクラフトは3種類のシェイを出していますが、そのうちの1台がこのタイプ。同じものを2台持っていて、よく走らせるのですが、同時に2台をスチームアップしてみようと思い立ち、ダブルヘッダを試みました。
 そのまえに、こうして並べてみると、この2台、だいぶ違うことに気づきました(これまで気づかない方が鈍感です)。奥が古い方で中古で入手、手前は最近新品で購入したもの。
 まず、屋根の開け方が違います。まえは後ろにスライドさせましたが、今は横に開ける仕様になっています。また、塗装の黒の艶も微妙に違い、新しい方がややフラットです。装備では、新しい方には水面計が付きました。給油器のバルブも付きました。ガスタンクの形も四角から丸くなっています。火をつけて比べてみると、新しい方がずいぶんバーナの音が静かになりましたし、長く燃えています。容量は見た感じ変わりませんが。
 新しい方には、こんな配管とバルブが付属品に含まれていました。何だろうと思い、マニュアルをざっと見ても書いてありません。そういえば、まえの型のときから気になっていたのですが、後部タンクの横の床に丸い穴が開いているのです。新しい方にも同じところに穴があります。
 それで、そこにバルブを付けると、と考えていくと、ボイラまで配管が届き、そこに蓋がされたブッシュがありました。圧力計に隠れてよく見えない位置なので気づかなかったのです。つまり、これは、水のオーバフローを排出するための配管なのです。
 しかし、新しい方には水面計があるので、それを見て給水すればオーバフローにはなりません。したがって、これは古い方のシェイにうってつけの部品となりました。さっそく装備しましょう。ちなみに、水面計がないボイラへ水を入れるときは、適当に入れては、スポイドを差し入れて水を吸い込み、そのスポイドの高さで水面の位置を探ります。そういう苦労をしなくてよくなりました。
 違うなあ、と思って眺めると、どんどん見つかります。お、床の木目が違う。新しい方は、かなり細かく木目が入っています。古い方はつるつるです。前後にあるステップの木目も模様が違いました。新しい部品にしたのですね。
 ほかにないかと探すと、ベルと発電機がのっているプレートの大きさが違います。上の写真では奥が新しい方ですが、少し小さくなって、ボイラベルトの間に収まっています。それから、煙室の銀色の部分の長さも短くなっています。うーん、いろいろ改良されているのでしょうか。 
 ところで、古い方のシェイは、この写真のようにシャーシが撓んでいます。今日、例の床が撓んだ貨車を引かせましたが、ああいったウェザリングではなく、自作の棚が壊れたときに、飾ってあったこのシェイが1.5mほど落下し、そのときに変形してしまったのです。その後も何度も走らせているので、機能的には問題がないようです。伸縮するジョイントのおかげですね。

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