BeckのAnna2010年03月22日 12:58

 BeckというドイツのメーカのAnnaという機関車を走らせました。オークションで入手したもので、欠伸軽便では初走行です。ほとんど新品のように見えましたが、製品は1979年のもので、ユーザへの手紙が箱に入っていました。なんとその手紙の送り主が、かのMarc Horovitz(直筆サイン入り)なのです。現在の『Garden Railways」誌の編集長ですね。そういえば、先日紹介した『A Passion for Steam」にも、どういうわけか直筆サインがありました。
 入門機の鏡ともいえる機関車です。水とガスを入れて、バルブを開けて、煙突の先で点火すると(一発着火)、もうあとは待つだけ。5分ほどでスチームアップしました。スチームドームの横にレギュレータがあり、操作するのはここだけ。前後進の切り替えもなく、押した方へ走ります。屋根は開きません。煙室も開きません。オイルはドームに入れます。キャブには、水面計と圧力計があります。
 スチーブンソン式のバルブギアで、機構はすべてサイドから見えます。カプラがLGBと同じです。ナローにはこれが一番確実で急カーブに対応します。けっこう力があることに驚きましたし、長時間走りました。
 すっきりとしたデザインで、引っ掛けて壊れそうな箇所もなく、持った感じも頑強そのもの。掃除もしやすかったです。こういうシンプルな入門機として、Mamod、Rubby、Edrigなどが今はメジャですが、それらに比較しても、これはなかなか素晴らしいレベルかと。入手はもう困難ですけれど・・。
 あとで、動画をアップします。

動画を3つ2010年03月22日 16:00

 まずは、ぜんまいのおもちゃ。ライオネルの復刻版。人力車とはあまりいいません。ハンドレール・カー。32mmゲージですが、スケールはGよりも大きいと思います(16mmスケールくらい?)。人形が力を込めているように見せるところが秀逸。


 BeckのAnnaがエンドレス線を走るところ。貨車の車輪が全部プラスティックなので、走行音が静かすぎて、ちょっとものたりませんが、機関車の走りっぷりは非常に滑らかでした。このおもちゃっぽさが好きです。


 同じく、Annaがポーチサイド線を走るところ。まだまだですが、春らしく緑が増えてきました。これからのシーズン、毎日剪定しないと、運行の障害になります。